【答】

明らかな原因があって起こる続発性骨粗鬆症の代表的なものが、ステロイド薬の使用による骨粗鬆症です。 この場合、内服のステロイド薬を継続して使うと、急速に骨が弱くなり、骨密度があまり低下しないうちから骨折が起こることが知られています。 そのため、骨粗鬆症の治療を積極的に行うことが勧められます。第一選択薬とされるのはビスホスネート製剤です。 効果が不十分ならテリパラチドを使うこともあります。デノスマブは新薬なので、ステロイド性骨粗鬆症に対する有効性のデータはまだ不十分ですが、 ステロイド性骨粗鬆症は骨折リスクが高いだけに、骨密度を高める治療のメリットは大きいでしょう。