■骨粗鬆症の薬の使い方で注意することは?

内服薬の中でもビスホスホネート製剤は、薬の吸収が悪くなるため服用の前後に食事が摂れず、服用後は薬が胃から逆流しないように上体を起こしておくなど、 飲み方に独特の注意を要します。また、副甲状腺ホルモン製剤の1日1回使うタイプは、自分で注射するため、使い方をよく理解しておく必要があります。 これらの薬の使い方は?

【答】

エチドロネート以外のビスホスホネート製剤は、朝起きた時に、コップ1杯の水で薬を飲み、30分経ってから食事をするので、 ”朝・水・30分”と覚えておくとよいでしょう。テリパラチドは、通常、夜寝る前に注射します。


注射を医療機関で受けるときの注意は?

【答】

副甲状腺ホルモン製剤でも、週1回医療機関で行われる注射の場合は、血圧の変動や軽い意識障害が起きた人が出ているので、気を付けてください。 安全のため、注射後30分程度は休んでから帰りましょう。