【質問】

普段は高血圧ではないのですが、冬に血圧が高くなります。 同時に動悸が起こることもあり、気分が悪くなります。 何か対策はできますか?


【答】

血圧は季節によって変動しやすく、冬に血圧が高くなる人は珍しくありません。 寒さによって交感神経が活性化して、血管を収縮させるため、血圧が高くなってしますのです。 冬でもあまり血圧を上げないためには、急激な温度変化の防ぐための寒さ対策が必要です(下図参照)。 また、すでに降圧薬を使っている場合には、冬の間だけ薬の量や種類を増やすこともあります。 血圧が高くなったときに動悸も起こるのであれば、高血圧だけでなく、 不整脈が起こっていることも考えられます。 動悸が起こったときに、脈拍数、脈の強弱、脈のリズムなどを自分でチェックしてみてください。 それを医師に伝え、不整脈がないかどうかを調べてもらうとよいでしょう。

血圧を上げないための寒さ対策

(この答えは、2020年3月現在のものです。医療は日々進歩しているので、後日変わることもあるのでご了承ください。)