高血圧対策・改善に良い『健康酢』

血圧が高めの人を対象に行った実験で、毎日大さじ1の酢を摂ると血圧が下がるという結果が出ました。 なぜ酢が血圧を下げるのかというと、酢の主成分である酢酸の働きにより、 血管が広がって血流がよくなるためではないかと考えられています。 また、酢の特徴であるすっぱさと香りを活かして料理に使うことで、減塩が容易になります。 そのため、高血圧の原因となる塩分の摂取を減らせるという間接的な効果もあります。


■酢の健康効果

最近の研究によって「酢」の健康効果のさまざまな事実がわかってきました。

▼血圧を下げる
血圧が高めの人を対象に行った実験で、毎日大さじ1の酢を摂ると血圧が下がるという結果が出ました。 なぜ酢が血圧を下げるのかというと、酢の主成分である「酢酸」の働きにより、 血管が広がって血流がよくなるためではないかと考えられています。 また、酢の特徴であるすっぱさと香りを活かして料理に使うことで、減塩が容易になります。 そのため、高血圧の原因となる塩分の摂取を減らせるという間接的な効果もあります。
【関連項目】: 『ダブル「酸」生活~飽きないで続けられる塩分置き換えマジック~』

▼コレステロール値を下げる
別の実験では、総コレステロール値の高めの人が毎日大さじ1の酢を摂ると、数値が下がるという結果が出ました。 酢に含まれる酢酸が、肝臓でのコレステロールの合成を抑制すると考えられています。

▼血糖値の急上昇を抑える
食事中に大さじ1の酢を摂ると、食後の急激な血糖値上昇を抑制できるという研究結果が報告されました。 食事だけを摂ったときよりも、酢と食事をいっしょに摂った時の方が 血糖値の上昇が穏やかになることがわかったのです。 食後は誰でも血糖値が上がりますが、なぜ急上昇がよくないかというと、 インスリンが大量に分泌されて膵臓を疲れさせてしまうからです。 その結果、膵臓の機能が低下すると、慢性的な高血糖状態が続いて肥満や糖尿病を引き起こす原因になります。 従って、急に上昇させないことが重要です。

▼カルシウムの吸収をよくする
日本人が不足がちだといわれるカルシウムは、摂取しても体内で吸収されにくいという特性があります。 ところが酢といっしょに摂ると吸収率が高まることがわかっています。 また、魚介類、骨付きの肉などを調理する際に酢を加えると、食品に含まれるカルシウムを引き出し、 効率よくカルシウムを摂ることができます。意識的に酢とカルシウムを組み合わせた献立作りをするとよいでしょう。

▼疲労回復を助ける
身体が疲れてだるいという場合、筋肉や肝臓のグリコーゲンが不足していることがあります。 このとき糖分と酢をいっしょに摂ると、酢酸がブドウ糖を効率よくグリコーゲンに変換し、疲労の回復を早めます。 筋肉痛や肩こりがある場合は、体内に溜まった乳酸が原因です。 酢酸には乳酸が作られるのを抑制する働きと、代謝を活発にして乳酸を排出する働きがあります。 食欲がないときは料理に少し酢を加えると、香りと酸味が食欲を増進させます。 同時に消化液の分泌も促進するので消化吸収もよくなります。 このように酢は疲労回復にさまざまな面で効果を発揮します。

▼ダイエット効果
酢には豊富なアミノ酸が含まれています。アミノ酸には体内に入ると脂肪の分解を促進する種類のものがあるので、 ダイエット効果が期待できます。ダイエットを目的にする場合は、 食前よりも食後に、5倍以上に薄めたものを飲むとよいでしょう。

●健康酢の飲み方

香りがよくまろやかな味の健康酢が増え、健康酢を「飲む」ことも多くなりました。 ただし、飲みやすい健康酢でも酸性は強く、そのまま飲むと胃などの粘膜を傷つけることがあります。 健康酢は、5倍以上または製品の説明に従って薄め、空腹時を避けて飲みましょう。 1日15~30mlの摂取を目安として、摂り過ぎないように注意する必要があります。