免疫力を高め、がんを抑制する食品『ニンニク』

ニンニクには、抗菌作用・ビタミンB1の吸収促進・疲労回復・鎮静作用、糖尿病/高血圧/動脈硬化予防・ 活性酸素除去作用・抗がん作用のある「硫化アリル」、抗酸化作用・老化予防・がん発生抑制作用のある「セレン」が含まれています。


■疫病神も退散するにんにくの抗菌力

地方によってはいまだに、疫病や魔除けとして戸口にニンニクをつるす風習が残っています。 これは、それなりの理由がないわけではありません。というのは、ニンニクにはインフルエンザ、結核、コレラなどの疫病にも大きな効果があることが 古くから知られていたからです。昔の人は、戸口から中へ入ろうとした疫病神が、つりさげられているにんにくを見て、 これは勝ち目がないと退散してしまうと考えていたのでしょう。 ちなみに、ガーリックオイルは12万倍に薄めても、コレラ菌などの有毒な細菌を殺す威力をもているといわれています。 ニンニクは、エジプト、ギリシャ、ローマ、インド、中国などの古代文明でも重宝され、日本でも『古事記』に登場し、古くから食べられていました。


■がんの発生を予防する有機ゲルマニウム

ニンニクをおろすと独特の匂いがしてきます。これはアリインという成分によるものです。 ニンニクの効果や効能も、この成分によるものです。アリインは、アリイナーゼという酵素によって分解され、アリシンという物質に変化します。 アリシンには、強い殺菌力が備わっています。食品についたバクテリアはもちろん、体内に入った細菌やウィルスまで殺してしまうのです。 さらにアリシンには、ビタミンB1の吸収を高めて、その作用を持続させる働きがあります。
一方、ニンニクは 有機ゲルマニウムセレンを豊富に含んでいます。 有機ゲルマニウムとセレンは、生命維持に不可欠な酵素を運ぶ重要な役割をに担っていると同時に、体内の有害な重金属を除去する働きも持っています。 体内の有害な重金属を除去する働きも持っています。そのため、がんの発生を予防する効果があります。 有機ゲルマニウムはまた、放射線による障害も緩和することが知られています。
ニンニクに含まれているスコルジンという物質も重要です。この物質は新陳代謝を活発にし、栄養分を完全に燃焼させてエネルギーに変える作用があるため、 体に備わっている免疫力を高め、がん発生を抑制してくれるのです。


■がんを寄せ付けない、ニンニクを使った料理

以下、特にことわり書きのない場合は1人・1日分です。

▼免疫力をつけ、がんを抑制するには
薄皮をとったニンニク30gを、沸騰した湯に2分くらいくぐらせて取り出す。米60gに水1.5カップを加えて、このニンニクを入れ、おかゆを作る。 1日に1食、このおかゆを食べる。

▼免疫力をつけ、がんを抑制するには
薄皮をとったニンニク500gと氷砂糖150gを焼酎(35度のホワイトリカー)1gにつける。 2〜3年漬けておき、飲み頃になったところでニンニク酒小さじ1〜2を1日2回、熱湯で薄めて飲む。

▼免疫力をつけ、がんを抑制するには
薄皮をとったニンニク1kgを米酢2gに漬ける。2〜3ヵ月後から食べられる。1日2〜3かけを食べる。

●風の予防に最適。高血圧・脂質異常症などにも有効

ニンニクは強壮・強精作用が有名ですが、、むしろ体を温めて免疫力を高める作用のほうが重要です。 肺に働き、気道の粘膜を強化し、風邪による気管支炎、ぜんそくの発作などを抑えます。 また、胃腸を温め、消化機能を増進するので、おなかが冷えることによって起こる胃痛、腹痛、さらに消化不良による下痢などにも効果を発揮します。 そのほか高血圧、脂質異常症などにも有効なことがわかっています。

▼激しい咳、気管支炎に
薄皮をとったニンニク15〜30gを潰して熱湯1カップに30〜40分つけ、砂糖適宜を加え、1日2〜3回に分けて飲む。

▼かぜ、頭痛、鼻詰まり、悪寒、発熱に
すりおろしたニンニク、ショウガ、みじん切りのネギ各100gに熱湯1/2カップを加えて飲む。汗を一気に出すと、風邪は治る。

▼高血圧に
砂糖酢(砂糖150g、酢1gにニンニク20〜30かけ(300〜400g)を4〜7日漬け、毎朝1〜2かけを、空腹時に小さじ2と一緒に食べる。

▼脂質異常症に
薄皮をとったニンニクのつぶし汁を杯1/2杯ほど飲む。または、つぶし汁杯1杯にサワークリーム少々を加えて飲む。(1日1〜2回)。

▼冷えによる腰痛、慢性下痢に
薄皮をとったニンニクを潰し、足の裏やおへそに貼る。あるいは、ニンニク1かけを焼いて食べる(1日1〜2回)。