肥大型心筋症

肥大型心筋症に関する疑問にお答えします。


■肥大型心筋症

「肥大型心筋症」です。心臓の先端部分が肥大しています(心尖部大型心筋症)。激しい運動は控えるように医師から言われています。 他にどんなことに気を付けたらいいですか?薬はニフェジピンを処方されています。(52歳・男性)


【答】

「肥大型心筋症」では、通常、左心室の壁が異常に厚くなります。 特に左右の心室の間の心室中隔が肥大すると、左心室から全身に送り出される血液が出口で妨げられるため、胸痛、めまい、失神といった症状が現れたり、 心室細動が出口で妨げられるため、胸痛、めまい、失神といった症状が現れたり、心室細動が起きて突然死につながることもあります(閉塞性肥大型心筋症)。 心尖部大型心筋症では、血液は妨げられないため、胸痛などの症状も心室細動も起こりにくいとされています。 一般的には経過観察でよいと思います。ただし、激しい運動やストレスは避け、薬は心室の筋肉の負担を減らす働きがあるので、 処方通りに服用してください。