『心臓若返りヨガ』改善例1

改善例①心臓若返りヨガの効果は劇的で病院で勧めたら脈がすぐ安定し動悸も胸の不快感も一掃!
改善例②心臓若返りヨガをやったら、階段昇りで動悸や息切れが起こる心房細動が改善し、脈も安定!
改善例③心房細動で脈が速まり、胸の圧迫感や呼吸困難に悩んだが、心臓若返りヨガで一挙に解消!


■改善例①5日後に脈が安定

内科・神経内科を専門に開業した私のクリニックには、頻脈や胸がドキドキする動悸・胸痛や圧迫感といった胸の不快感などの 症状を訴える心房細動の患者さんが、大勢訪れます。 心房細動の治療では、頻脈を正常に戻して、脳梗塞や心不全という合併症を防ぐことが第一の目的になります。 私のクリニックでは、心房細動の患者さんには、不整脈に対する投薬などの治療に加え、日常生活では食べ過ぎを控えて、 減塩を心がけるように指導しています。さらに、心不全を予防する利尿薬や、脳梗塞を予防する抗凝固薬を処方する場合もあります。 心房細動は、高血圧や糖尿病など、他の病気が原因で起こっている場合も少なくありません。 そうした場合には、原因となっている病気の治療も併せて行います。 こうした心房細動の基本の治療に加え、患者さんに無理なく続けられる運動療法として、私は心臓若返りヨガを勧めてきました。

私は、NPO法人の組織を主宰し、医療ヨガのインストラクターを養成しています。 医療ヨガとは、心臓若返りヨガを始めとする、病気や障害を持った人たちのためのヨガのことです。 現在は、医療ヨガのインストラクターの認定を受けたスタッフの指導の下、当クリニック内でヨガ教室が行われています。 心房細動の患者さんは、ヨガ教室でも心臓若返りヨガを教わり、自宅でも続けてくれています。 実際、心臓若返りヨガを続けた心房細動の患者さんの中には、5日後に頻脈が起こらなくなり、脈が安定した人もいました。 そして、動悸や息切れ、胸の痛み・圧迫感など心房細動の発症が無くなったことが大きな励みとなり、 今も大勢の人が心臓若返りヨガを続けているのです。 このことは、心身のストレスや過労、睡眠不足といった心房細動を引き起こす原因が、心臓若返りヨガによって改善した成果だと 私は確信しています。
高血圧や糖尿病も、心房細動を引き起こす原因になりますが、心臓若返りヨガを続けたことで、血圧や血糖値が改善した 患者さんも大勢います。心臓若返りヨガを行うと、カロリーを消費したり、血流を促したりする効果があるので、 高血圧や高血糖の改善にも大いに役立つのでしょう。

最後に、肺の病気で治療中の人は、主治医に相談してから心臓若若返りヨガを始めてください。 また、熱があるときあ極度に疲れているときは行わず、心臓若返りヨガを行って痛みや痺れが起こった場合は、 中断して医師の診断・指示を仰ぎましょう。


■改善例②体験談2ゴルフを再開できた

若返りヨガを続けたことで、心房細動が改善した患者さんの例を紹介しましょう。
大阪府に住む西郷輝彦さん(仮名・70歳)は、、今から3年前、腰痛を訴えて私のクリニックを訪れました。 山本さんの話では、ゴルフでスイングをした時に腰を痛めたとのこと。激痛ではなかったものの、椅子から立ち上がったり、 腰をひねったりすると、腰全体に痛みが走るというのです。私は、腰痛の治療を行う前に、山本さんにいくつかの検査を 受けてもらいました。すると、心電図検査によって、心房細動を起こしていることがわかったのです。 そのときの山本さんの心拍数は、毎分98回でした。 そこで、山本さんに日頃の様子を詳しく聞いてみると、以前から不整脈があり、時々脈が速まることを自覚していたそうです。 階段を上ったり、ゴルフ場を歩いたりすると、動悸や息切れが起こったといいます。 山本さんは、私のクリニックを訪れる前に。他の病院で不整脈が明らかになり、心臓に負担をかけるという理由で、 担当医からゴルフを禁止されていました。ところが、何よりもゴルフが好きな山本さんは、その後も週1回はゴルフ場へ 出かけていたのです。それが、腰痛を併発したことで、ゴルフも断念せざるを得なくなったと嘆いていました。

私のクリニックでは、一般の治療とは別に、整体の考えを取り入れた治療も患者さんに行っています。 私は、山本さんに腰痛を治す整体治療を行うとともに、心房細動の改善のために薬を処方し、自宅では心臓若返りヨガを やってもらうことにしました。山本さんの姿勢を見ると、前かがみの猫背になっていて、私は猫背による背骨の歪みが、 腰痛を引き起こした根本原因と判断しました。心臓若返りヨガは、背骨の歪みを正す効果があるため、心房細動に加え、 腰痛の改善にも効果を発揮します。

山本さんは、自宅で就寝前に心臓若返りヨガを始めました。最初は、猫のポーズをとっていた時に、腰に痛みを感じたそうですが、 できる範囲で体を伸ばしていくうちに、少しずつ背中をそらすことができるようになったそうです。 1ヶ月後、当クリニックを訪れた山本さんは、脈が速まることが少なくなって、動悸や息切れの症状もなくなり、 腰痛も和らいだと話していました。さらに2ヶ月後には、心拍数が毎分66回と健康な人と同じレベルになり、 その後も数値は安定しています。動悸や息切れなどの心房細動の症状が無くなって、腰痛もほとんど解消した山本さんは、 ゴルフを再開できたと喜んでいます。


■改善例③めまいが起こらなくなった

大阪府に住む三木良介さん(仮名・63歳)が私のクリニックを受診したのは、今から1年前のこと。 胸がドキドキしたり、圧迫されたりするような不快感や呼吸困難が続き、時にはめまいにも襲われ、不安感が消えないと話すのです。 詳しく話を聞いてみると、三木さんは、以前から不整脈があり、5年前に脳梗塞(心原性脳塞栓症)で倒れたことがわかりました。 小脳の左側が障害を受けたそうですが、幸い、手足の麻痺や言語障害など重い後遺症は残らず、 日常生活には特に不自由はなかったので、食品会社の営業職に復帰したと話していました。 河本さんは、脳梗塞を起こした後、心臓に血栓ができるのを防ぐ抗凝固薬のワルファリンという薬を服用していました。 それでも外回りの営業で歩いている最中や、取引先との商談中に、胸の不快感や呼吸困難が起こることがあるそうです。 特に、めまいが起こったときは、また脳梗塞が起こるのではないかという不安感に襲われ、夜も眠れないことが多いと訴えていました。 私は、河本さんに心電図検査を受けてもらったところ、心拍数が毎分108回と多めで、心房細動を起こしていたのです。 そこで、河本さんに、以前から服用していたワルファリンに加えて、他の薬の処方しました。 また、ストレスを解消するように、生活を改善する指導も行いました。 なぜなら、河本さんは、営業でもさまざまな人と会って話す職業柄、強い緊張やストレスを感じることが多かったのです。 私は、何かリラックスできることを見つけて、ストレスを解消するようにと話しましたが、河本さんにとって それは難しいことだったようです。

その後、河本さんは、心房細動が改善せず、今年の6月に再び当クリニックを訪れ、心臓若返りヨガをやってもらうことにしたのです。 その1ヶ月後のことです。診察室に入ってきた河本さんの表情を見ると、以前とは打って変わって明るい笑顔を浮かべていました。 河本さんの話によると、心臓若返りヨガを始めてから、胸の不快感や呼吸困難といった心房細動の発症がめっきり減ったというのです。 めまいは、一度も起こしていませんでした。 心臓若返りヨガで腹式呼吸を行いながら筋肉を動かすと、心身ともにリラックスして、ストレスや疲れがたまりにくくなり、 ぐっすり眠れるようになったとのこと。そこで、河本さんに、再び心電図を受けてもらったところ、 心拍数は毎分約80回と大幅に改善していました。その後も、河本さんは心臓若返りヨガを続けていて、 心房細動の発症も脳梗塞の再発も防げているそうです。