睡眠時無呼吸症候群にによる突然死予防に
『横向き寝』

不整脈の人は「睡眠時無呼吸症候群」を併発して、突然死を招く危険大で、 一挙解消する秘策は『横向き寝』。 横向き寝で寝ると、舌根や軟口蓋が落ち込んでっ気道を狭めることが少なくなり、 睡眠中でも酸素の通り道を確保した状態が保て、その結果、いびきをかかなくなり、 心臓にも十分な空気が送られるので負担がかかりません。 ただ、横向き寝に慣れていない人もいると思いますが、そのような方には『横向き寝用枕』がおススメです。


■睡眠時無呼吸症候群

●イビキをかいて寝る人に多い

寝ている間は、本来、心臓にかかる負担が軽くなるのですが、ある病気を抱えていると、逆に心臓への負担が重くなります。 その病気とは、『睡眠時無呼吸症候群』で、 短時間(30秒以上)の呼吸停止が、睡眠中に何度も起こるというものです。 睡眠時無呼吸症候群に陥ると、取り入れる酸素の量が激減します。その結果、少ない酸素を体の隅々に行き渡らせようとするため、 心臓に大きな負担がかかって、不整脈や狭心症の発作を招く原因となってしまうのです。 実際、睡眠時無呼吸症候群の人はそうでない人に比べて、期外収縮や心房細動といった不整脈を併発しやすいとの報告があります。 症状が重くなると、呼吸が1~2分も止まる状態になって、心筋梗塞などによる突然死も招きかねません。 この睡眠時無呼吸は、仰向けに寝ていびきをかく人に多発します。 仰向けで寝ると、舌根や軟口蓋(口の奥で通気を調整している軟らかい部分)が、喉の奥に落ちます。 すると気道が狭まり、通る空気が振動してイビキが出やすくなります。 睡眠時無呼吸は、舌根や軟口蓋がさらに落ち込んで、気道が塞がった状態。 こうなると、心臓を始めとして全身が酸素不足に陥るのです。動物の中でも、仰向けに寝るのは人間だけです。 このことからも、あおむけ寝は不自然な姿勢と考えられます。

そこで、横向きに寝れば、自然に顔も横を向くので、舌根や軟口蓋が落ち込んでっ気道を狭めることが少なくなります。 つまり、睡眠中でも酸素の通り道を確保した状態が保てるわけです。その結果、いびきをかかなくなるし、 心臓にも十分な空気が送られるので負担がかかりません。 横向き寝を実践して、いびきや睡眠時無呼吸、ひいては不整脈を解消できた人が大勢います。 これまで横向き寝の習慣がない方人でも、工夫次第で簡単にできます。例えばリュックサックなどにクッションを詰めて背負ったり、 抱いたりする方法もあるし、市販の『横向き寝用枕』を利用するのもよいでしょう。 私自身も、横向き寝用の枕を利用して毎日、横向き寝を行うことにより、心臓に負担のかかる睡眠時無呼吸症候群を克服しました。 不整脈や睡眠時無呼吸に悩む人は、ぜひ横向き寝を試してください。