【質問】パーキンソン病で医療や介護の支援は受けられますか?
【答】
要支援か要介護に認定されれば受けられます
パーキンソン病は「特定疾患」の一つなので、指定されれば医療費などの助成が受けられます。 ただし、パーキンソン病と診断された人すべてが公的補助を受けられるわけではなく、症状が進行した患者さんに限られます。 認定される条件の基準は、「ヤール重症度」が3度以上で、かつ「生活機能障害等級」が2度以上の人です。 「要支援」あるいは「要介護」に認定された場合、介護保険のサービスを受けられます。 要支援は「自立した生活を送れるものの要介護にならないために支援が必要」という状態で、 要介護は「常時介護が必要」な状態です。介護保険は一般的に65歳以上が対象ですが、パーキンソン病では40歳以上が対象と なります。介護保険のサービス内容は「訪問介護サービス」「施設サービス」「住宅改装や車いすのレンタル費用補助」などです。 要支援と要介護では利用できるサービスが異なります。さらに、身体障害者手帳の交付や障害者自立支援法による支援を 受けられることもあります。パーキンソン病の患者さんは、動きにくさや不安から孤独になりがちです。 家族が中心になって励まし、支えてあげることが治療の大きな助けになります。