■白内障に関する豆知識

白内障になると、物がかすんで見える、まぶしさを感じる、白く霧がかかったようになるなどの症状が現れます。 太陽光に含まれる紫外線が水晶体に入り込むと、たんぱく質が変性し白く濁る原因になり、 白く濁った水晶体は光を散乱させ、眩しく感じやすくなります。

▼症状
「物が二重・三重に見えることがある」
「目の前に霧がかかったように白く見える」
「最近、化粧が濃くなったと言われる」
「老眼鏡をかけても小さな字が読みにくい」
「太陽の光が眩しく、前がよく見えなくなる」
「夜照明をつけても暗く感じることがある」
「夜間、対向車のライトが眩しい」
の症状のうち1つでも当てはまれば、白内障の危険があります。

▼その他
◆白内障は40代以降で発症することが多いので、老眼と勘違いすることも多いようです。
◆若年性白内障の特徴は進行が速いこと。また、失明の恐れもあります。
◆白内障になると暗い色の認識が難しくなります。
◆糖尿病による白内障は、不要なタンパク質が蓄積することが原因です。
身体の血糖値が上がらないようにバランスの良い食事を摂ることが大事です。
◆白内障は、加齢以外にも紫外線などが大きな要因になるので、 日差しが強いときにはUVカットのサングラスをかけると有効です。 また、紫外線はレンズと顔の隙間からも入ってくるので、サングラスはツルの幅が広いほど効果的です。 さらに、日が高くなった昼間には帽子も併せて対策するとよいでしょう。
◆営業回りなどで外出時間が長い人は要注意です。

▼フェムトセカンドレーザー治療
◆白内障の最新治療には「フェムトセカンドレーザー」という装置を用いる手術法があります。 「フェムト」とは「1000兆分の1」、「セカンド」は「秒」という意味です。 レーザーを当てると熱が発生し、周囲を傷つけるリスクがありますが、1000兆分の1秒なら、熱がほとんど発生しないのです。 しかも、正確な位置・サイズで切り取れるので、人間の手によって切り取った場合に比べて、 手術後にずれる心配がほとんどないのです。

▼白内障の手術
◆白内障を治すには手術。約3mmの小さな傷口から特殊な器具を使用して水晶体を分割。 濁った水晶体を超音波で砕いて吸引し、そこに丸く折りたたんだ6mmほどの眼内レンズを挿入します。 手術時間も短く日帰りで行うことができます。

▼白内障のチェック
◆例えば、同じような色や模様の靴下のの識別が難しくなります。