■飛蚊症に関する豆知識

▼豆知識
◆青空などをじっと見たとき、小さな黒い虫や糸くずのようなものが見えたら「飛蚊症」です。 原因は光の通り道である硝子体の濁り。この濁りの影が網膜に映り、蚊のような黒い点となって現れます。
◆飛蚊症自体は悪いものではないことが圧倒的に多く、それほど心配する必要はありません。 気にしないことが一番の対処法ですが、どうしても気になるときは、 横や上を見て素早く正面に視線を戻すと散らすことができるといいます。
◆しかし、急にたくさん飛蚊症が増えたときは、「網膜剥離」の可能性があるので注意が必要です。 網膜剥離は、物を見るための神経の膜「網膜」が何らかの原因で剥がれることを言います。 網膜の一部に「破れ」ができて網膜の血管が切れて出血し、そこから血液が網膜に影を映して飛蚊症の原因になります。 放っておくと、網膜の剥がれが中心に向かって広がり、これが網膜の真ん中「黄斑」まで網膜剥離が及ぶと、 視力がガタッと落ちたり、失明することもあります。近視が強い人ほど網膜剥離を起こしやすく、 20代と50代以上に多い病気です。 「暗い所で稲妻のような強い光が見える」「見ているものの一部が見えない」などの症状が出ます。 網膜剥離は、目に衝撃を受けることが原因になることが多いのですが、 アトピー性皮膚炎などのアレルギーで目がかゆいときに目をこすり こすってもかゆみが取れないときに「目を叩く」人がいて、そういう人も網膜剥離を起こしやすいそうです。