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『オルニチン』
『オルニチン』は、アミノ酸の1種で、有害なアンモニアを尿素に変換する尿素回路を構成する物質の1つであり、 アルギニンの分解によって生成します。 オルニチンは成長ホルモン誘導体であり、同じアミノ酸の一種のアルギニンとともに、サプリメントに配合されていることがあります。 サプリメントとしてのオルニチンは糖蜜を原料とした発酵法によって工業的に生産されています。 特に副作用は認められていないとする文献が多い一方で、高オルニチン血症と関係する遺伝病において、 血漿中オルニチン濃度が長期にわたり継続的かつ高濃度で推移すると網膜への影響が認められることから、 健常者であっても同様の高い血漿濃度条件では同じ危険性があると指摘し注意を促す文献もあります。
「オルニチン」とは、アミノ酸の一種であり、食材ではシジミ貝等に比較的多く存在します。 これまでの予備的研究では、肝臓での解毒作用における役割、成長ホルモン分泌促進作用を介して除脂肪体重を増加させる効果、 免疫賦活作用等が報告されてきました。筋力増強作用に対する効果を示唆するデータもあります。
成長ホルモン分泌促進作用。インスリン抵抗性改善作用。除脂肪体重増加作用。肝臓保護作用。
「L-オルニチン」には3つの効果があるといわれ、まず一番に、成長ホルモンの分泌を促進する効果。 運動前や就寝前に摂れば、体脂肪の分解を助け、効率的に筋肉を増やして基礎代謝を上げて、脂肪を燃焼してくれる働きを持ちます。 また、インシュリンの分泌を刺激、そして筋肉を増強させるホルモンとして働くように促す作用もあるといわれています。 2つ目が肝機能強化。遊離アミノ酸である、オルニチンは、肝臓でのアンモニアの分解にも一役買っています。 飲みすぎや食べすぎ、二日酔いの予防に期待ができます。 そしてもう1つが美容効果。お肌だけでなく、爪や、髪の毛の質も改善され、内臓系の免疫も強化され体の内外ともに健康的に若々しくなります。
オルニチンは体内で合成生産が可能な非必須アミノ酸です。 L-オルニチンは、肝臓への効果が有名ですが、そのほかにも、ダイエット効果や美肌効果も期待されており、 ボディービルダーやアスリート達に人気のあるアミノ酸として有名です。 その理由は成長ホルモン促進で有名なL-アルギニンの120倍の効力が発見されたからです。 「オルニチンダイエット」とは、「カロリー摂取の抑制(第1世代)」「油分カット(第2世代)」「脂肪燃焼(第3世代)」 と移行してきたダイエット法の第四世代ダイエット法で、「成長ホルモン」に注目した【成長ホルモンダイエット法】です。 オルニチンダイエットは、美容のためだけのダイエット法ではなく、「健康」を考慮したダイエット法といえます。
【関連項目】:『オルニチンダイエット』
オルニチンは、体タンパク質を構成するのではなく、遊離アミノ酸として、肝臓や骨格筋等において多彩な機能を発揮します。 オルニチンの作用に関する予備的研究では、肝臓での解毒作用における役割、成長ホルモン分泌促進作用を介して除脂肪体重を増加させる効果、 免疫賦活作用等が報告されてきました。
健康な男性22名を対象に、5週間の筋肉トレーニングを行い、実薬群にはL-オルニチンとL-アルギニンを各1g(2g/回)、
偽薬群には600mgのカルシウムと1gのビタミンCを合計25回、経口投与したランダム化偽薬対照二重盲検比較試験では、
L-オルニチンとL-アルギニンの併用投与群において、偽薬群に比べて、筋力の有意な増加、除脂肪体重の有意な増加、
尿中ヒドロキシプロリンの有意な低下が認められました。
また、同じ研究者による報告では、筋肉トレーニングにおいて、L-オルニチンとL-アルギニンを投与した試験の結果、
体重と体脂肪の減少が認められたというデータも知られています。
日本での臨床試験としては、健常者17名を対象に、1日あたり200mgのL-オルニチンを7日間、続いて8日目に6000mgを経口投与した
二重盲検偽薬対照クロスオーバー試験が報告されており、血中脂質代謝指標(中性脂肪や遊離脂肪酸など)の促進、
主観的な抗疲労効果、血中アンモニア増加の抑制が示されています。
オルニチンは、筋力増強に対する期待からアスリート(運動選手)の間で利用されています。
例えば、男性アスリート10名を対象にした臨床試験では、アミノ酸サプリメント(体重1kgあたり100mgのアルギニン、80mgのオルニチン、140mgの分岐鎖アミノ酸)
投与によって、視床下部-下垂体ホルモンへの作用が認められたといいます。
一方、短期間のオルニチン投与による予備的研究では、内分泌・代謝系における明確な効果は認められなかったというデータもあります。
なお、基礎研究や臨床試験はまだ十分ではなく、今後の研究成果が期待されます。
一般に、短期間では効果が期待できないので、継続して利用します。 現時点では、1日あたり500~1000mgを摂取目安量とする場合が多いようです。 臨床試験では、1日あたり1gあるいは2gといった投与例があります。 夜間早朝に分泌が高まる内分泌ホルモンへの作用が示唆されていることから、就寝前に摂取するという考え方があります。
通常の食材に由来する成分であり、安全性は高いと考えられます。 適応となる病態に対して適切な品質の製品を利用する場合、現時点では特に問題は報告されていません。