■帯状疱疹は再発することもありますか?
【答】
子供の頃に水疱瘡にかかったり、ワクチンを接種すると、私たちの体内にはこのウィルスに対する免疫ができます。 通常は、この免疫の働きがウィルスの活動を抑え込んでしまいます。 しかし、免疫の働きが徐々に弱まり、過労やストレスなどが加わったときに、ウィルスの活動を抑えきれないと、帯状疱疹を発症することになります。 症状が治まったのちは、免疫の働きが強化されるため、帯状疱疹を再発することはほとんどありません。 しかし、何年か経ち、免疫の働きが低下すると、再びウィルスが活性化し、帯状疱疹が再発することがあります。 高齢化が進み、長生きする人が増えているので、帯状疱疹を再発する人も増えていると考えられています。 従来、保育士や教師、小児科医などは、帯状疱疹にかかりにくいことが知られていました。 しかし、ワクチンの定期接種化で水疱瘡にかかる子供が減ったため、これまで得られていたブースター効果が得にくくなり、 これらの人でも帯状疱疹は増加しています。
(この答えは、2019年3月現在のものです。医療は日々進歩しているので、後日変わることもあるのでご了承ください。)