シニアのための熱中症対策

昨年(2020年)、日本では、熱中症で医療機関に救急搬送された人の半数以上が65歳以上のシニア世代でした。 本格的に暑くなる前に、熱中症対策のポイントを復習し、今年の夏を元気に乗り切りましょう。


■シニアの熱中症

暑さを感じにくくなるシニア世代は特に注意が必要

熱中症は、暑さによって起こる体調不良の総称です。熱中症の初期には、めまいなどの症状が現れます。 この初期症状に気付かずにいると、頭痛や吐き気などが生じます。 さらに重症化すると、意識障害、全身の痙攣などが起こり、命に関わる場合もあります。 シニア世代は、暑さや寒さを感知する機能が低下していることが多く、暑さを感じにくくなるため、体温を調節する仕組みもうまく働きません。 加えて、熱中症の症状に気付きにくかったり、喉の渇きに気付かず脱水状態に陥りやすいため、特に注意が必要なのです。 暑い時期は、室内、室外を問わず、熱中症対策に取り組むことが大切です。 熱中症が起こったときの対処法を覚えておき、異変に気付いた場合には、適切に対応できるようにしておきましょう。


屋外での熱中症対策
室内での熱中症対策
熱中症に気付いたときの対処法