肺癌の郵送検査

近年『肺癌』は、胃癌を抜いて、日本の癌死亡率の第1位となりました。 肺癌は脳や骨に転移しやすく、発見が遅れると予後の悪い病気です。 年齢にかかわらず、定期的に『郵送検査』を受けられることをお勧めします。


■肺癌

癌のなかでも肺癌は早期発見が大切です。

『肺癌』になる人は世界的に増加傾向にあります。 2015年には、我が国での肺癌の1年間の新患者数は、 男性11万人、女性3万7千人になると予想されています。肺癌は50歳以上に多く発生し、男女の比は約3:1です。 1999年の肺癌による年間死亡者数は、約5万2千人であり、(癌で亡くなった方の総数は約29万人、うち胃癌約5万人)、 1993年からは、肺癌は男性の癌死亡率の第1位となり、女性では胃癌に次いで第2位となっています。 肺癌の5年生存率(治療開始から5年間生存している割合)は25〜30%といわれています。

肺癌については、現在様々な研究が進められ、その大きな要因として喫煙が挙げられています。 一般に「重喫煙者(1日の本数×喫煙年数=喫煙指数が600以上の人)」は、肺癌の「高危険群」といわれています。 わが国における男性の喫煙率は約55%と先進国ではトップですし、女性の喫煙者も年々増加しており、 また、喫煙は本人だけでなく、その周りにいる人にも影響を及ぼすといわれています。 特に肺の入口にできる肺門型の癌は喫煙と深く関係しています。この癌はレントゲンには写りにくいのですが、 痰の中に癌細胞がこぼれ落ちてくることが多いので、痰の細胞検査で早期に発見することができます。 特に50歳以上の重喫煙者の方は、肺の入口の部分の癌にかかる率が高く、定期的な痰の細胞診を行う必要があります。