便秘解消に『スンキ』体験談1

体験談①20代から便秘に悩んだが、スンキを摂ったら翌日にお通じがあり、今では便秘知らず。
体験談②偏食とストレスで重度の便秘になったが、スンキを摂ったら1週間後に見事改善。
体験談③スンキを摂ったら便秘がすっかり治り、健康診断でも問題なく健康そのもの。


■血圧が気になり、漬け物をスンキに変えた

愛知県に住む宮崎葵さん(仮名・56歳・主婦)は、長野県木曽地方の出身。 幼いころから「スンキ」という酸っぱい漬け物があることは知っていましたが、家庭でスンキを手作りする習慣がなかったこともあり、 ほとんど食べたことがなかったそうです。

「スンキは食べませんでしたが、漬け物自体は大好きでした。長野県には野沢菜漬けという有名な漬け物があり、 こちらを毎日のように食べていました」

そんな宮崎さんが、スンキを食べようと思い立ったのは、40代の後半になってからといいます。

「血圧が高めになり、医師から塩分を控えるように指導されたのです。野沢菜を始めとする漬け物は塩分が多いため、当然、 控えることになります。漬け物大好きな私は困ってしまいましたが、私の生まれ育った木曽地方のスンキは、 塩分を全く使っていないことを思い出したのです。」

早速、宮崎さんは、地元からスンキを取り寄せ、食べ始めました。今から3年前のことです。

「最初のうちは、独特の酸っぱさが気になりましたが、しばらくすると病み付きになりました。 みそ汁の具としてスンキを使って、毎日食べています。」


●食べた翌日に多めの便が出た

宮崎さんが体調の変化を感じたのは、スンキを食べた翌日のことでした。

「私は20代のころから便秘に悩んでいました。仕事が忙しかったり偏食したりすると、お通じが3日も止まることがよくあったのです。 ところが、スンキを食べると、翌日には普段より多めの便が出て、お腹がスッキリします。 今でもたまに便秘気味になることがありますが、そんな時はスンキを多めに食べると、すぐに治ります。」

スンキを食べ始めてから、宮崎さんは便秘知らずの毎日を過ごしているとのこと。

「スンキは、私の体質にとても合っていると思います。何しろ、毎朝決まって5時半になると腸が活動を開始し、 自然に目が覚めてトイレに行く習慣がついたのです。以前は排便のリズムが一定ではなかったのに、これはすごいことだと思います。」

ただスンキは冬場の食べ物なので、それ以外の季節に手に入らないのが悩みの種だといいます。 そうした季節は、野菜を多めに摂ったり、スンキの乳酸菌を排出した食品を食べたりして、便秘になるのを防いでいるそうです。

「血圧は今のところ変化はありませんが、悪化もしていないので、そのうち下がってくるだろうと思っています。 これからも、毎日スンキを食べて行きたいです。」

宮崎さんは、このように話してくれました。


■スンキを食べずにいたら便秘になった

長野県木曽郡に住む杉下右京さんは、子供のころから食卓に出されるスンキに親しんでいました。

「この地方では、どこの家でも自家製のスンキを食べています。そのため、みんな腸が元気で便秘に悩む人も少ないのです。 ところが、私の場合は50代になった頃、便秘になってしまいました。スンキの名産地に住んではいたものの、 大人になってからはスンキを含めて野菜類をあまり食べなくなっていたからです。」

当時の杉下さんは、偏食が激しく、しかも仕事上のストレスから極度の便秘に陥り、ひどいときは5日も出なかったこともあると いいます。便秘薬を飲んでもあまり症状がよくならず、毎日お腹が張って重く、憂鬱な日々がしばらく続いたのです。

「そんな私がスンキを積極的に摂り始めたのは、今から10年ほど前に、知り合いからあらためてスンキが便秘に効くと教えてもらった からです。灯台下暗しとはこのことかもしれません。早速、スンキを毎日摂り始めました。」


●スンキの酸味は癖になる

杉下さんは、自宅近くの畑で赤カブを栽培し、自分でもスンキを作り出したそうです。

「スンキに鰹節と醤油をかけたり、ソバや味噌汁の具にしたりしました。スンキを味噌汁やソバの具にすると酸味が効いて、 とても美味しいのです。このあたりのソバ屋にはスンキソバがメニューにあるので、外食するときはそればかり食べていました。」

すると、1週間後には、杉下さんの体調に変化が現れ出したのです。

「頑固な便秘が解消し毎日便が出るようになったのです。こんなにいい食材が身近にあったのに、 利用していなかったことを後悔しました。」

それ以降、杉下さん宅の食卓には、必ずスンキが出され、すっかり便秘とは縁が切れそうです。 しかし、スンキは冬の食材なので、夏場になると便秘が心配になります。 そこで、杉下さんはキャベツやセロリなどの野菜をたくさん食べたり、スンキの乳酸菌を抽出した食品を摂ったりして、 夏を乗り切るようにしています。

「スンキの酸味は、癖になる人が多いと思います。名古屋に住む友人にスンキを勧めたところ、最初は『腐っているんじゃないかしら』 と顔をしかめていましたが、そのうち、毎年冬になるとスンキを欲しがるようになりました。」

現在の杉下さんは、少しばかり血糖値が高いと指摘された以外、ますます健康だそうです。 血糖値を下げるために、もっとスンキや野草類を美味しく食べる方法を考えたいと話してくれました。


■スンキを自宅で作るようになった

岐阜県に住む佐久間信盛さん(63歳・自営業)が長野県木曽地方の伝統的漬け物「スンキ」に出会ったのは、 今から11年前のことでした。

「スンキを初めて口にした時、酸っぱくて独特の風味がある漬け物だと思いました。 塩を使わずにこんなに深い味が出るのが不思議でしたが、続けて食べているうちに、我が家にはなくてはならないものになりました」

それ以降、佐久間さんはスンキを自宅で作るようになりました。

「12月初旬から4月にかけて、乳酸菌の種と霜に当てた赤カブの葉を漬けると、2日で乳酸菌が発酵してスンキが出来上がります。 自宅では、スンキを具材に使ったスンキソバを作ったり、マヨネーズであえてサンドウィッチの具にしたり、 味噌汁に入れたりして毎日のように食べています。スンキを油で炒め、醤油をかけて食べるのも美味しいですね。」


●ここ10年便秘知らず

そんな佐久間さんは、スンキを食べ始めてから胃腸の調子が良くなったと実感しているといいます。

「スンキに出合うまでは、私は少々便秘気味でした。妻も便秘でしたが症状は私よりもっと重く、2~3日お通じがないことも しばしばだったようです。ところがスンキを毎日のように摂り始めてからは、夫婦そろって便秘がすっかり治ってしまいました。 特に妻の場合は、ここ10年間で便秘になったことはないはずです。」

ただ、スンキは冬の季節の食べ物です。冷蔵庫で保存している作り置きが無くなる7~9月は、佐久間さんも奥さんも便秘気味に なってしまうそうです。

「そうした季節には、他の漬け物や野菜を多めに摂ることで、便秘が悪化しないように心掛けています。」

スンキを食べるようになってから、佐久間さんも奥さんも便秘が解消しただけにとどまらず、体調もすこぶるいいといいます。

「私は毎年健康診断を受けていますが、血圧やコレステロール値、血糖値などは全く正常です。 妻も少し血圧が髙めなのが気になる程度で、健康そのものです。おそらく、スンキに含まれている豊富な植物性乳酸菌のおかげだと 思います。」

そのおいしさや健康作用に見せられた佐久間さんは、日本全国の人にもっとスンキを知ってもらいたいと熱く語ります。 今では、スンキの作り方の教室を長野県や岐阜県で開催することもあるそうです。

最後に、スンキを摂った誰もが同じ働きを得られるわけではありません。 便秘を改善する一助として試してみてください。