成人T細胞白血病の郵送検査
『成人T細胞白血病』のウィルスを持っている人(キャリア)は、100万人といわれています。
母子感染を防ぐことが大切です。気になる方は郵送検査を受けましょう。
■「成人T細胞白血病」とは?
『成人T細胞白血病』は、HTLV-Ⅰ(ヒトT細胞性白血病ウイルス)といわれる ヒトレトロウイルスの感染によって引き起こされる疾患です。 このウイルスのキャリアの方は、日本全国で約120万人(人口の約1%)存在すると言われ、 西南日本地方出身者に多いという特徴があります。 ヒトレトロウイルスの感染といえば、もう一つ有名なものにHIV/エイズ感染があります。 両者の違いは、HTLV-Ⅰの感染では、人体の白血球のうち、ヘルパーT細胞と呼ばれるものが、 異常増殖していくのに対し、HIVの感染では、ヘルパーT細胞が、破壊され、減少していくという点にあります。 (ただし、HTLV‐Ⅰキャリアが成人T細胞白血病を発症する頻度は、キャリア10000人に対して6人とされています。)