■グルコサミンの臨床試験①

イタリアで、1960年代にグルコサミンが変形関節症に効果があることが確認されて以来、ヨーロッパ各国を中心に、 グルコサミンの研究は盛んになりました。特に、ヨーロッパの複数の医療施設で、変形関節症の患者1208人に 1日1500mgのグルコサミンを36~64日(平均50日)飲んでもらい、変形膝関節症の症状を調べた臨床試験では、 関節痛が軽減したり、運動障害が改善した患者は全体の95%にもなりました。 グルコサミンを摂った患者の軟骨組織を採取して電子顕微鏡で観察した結果、 健康な軟骨組織と同じになっていたのです。また、グルコサミンの摂取を中止した後、 6~12週間も変形関節症の改善効果が持続したことも報告されています。


■グルコサミンの臨床試験②

日本のある医療機関で、21人(男性7人、女性14人、54~86歳、平均年齢67.4歳)の患者に、 グルコサミン食品を30日間飲んでもらうという臨床試験が行われました。 その試験では、試験に用いたグルコサミン食品は「高純度グルコサミン」と「コンドロイチン硫酸」 を配合した健康補助食品で、1日あたりグルコサミンに換算して1000mgを、3回に分けて摂取してもらったところ、 その結果、20人中(1人は胃痛のため摂取を中止)18人に、関節の運動障害、痛み、腫れといった症状の改善が 見られました(改善率90%)。特に変形性関節症で最も多い変形性膝関節症では、14人中13人に改善が認められました。

また、別の調査では、ある程度の症状の改善が確認された人は92%。効果が現れるまでの期間は、早い人で2週間、 1ヶ月以内の人は35%で、平均3ヶ月で約9割りの人の痛みが軽減しました。 特に、左右の膝関節の軟骨が著しく磨耗し、両足が湾曲していた男性にグルコサミン&コンドロイチンを投与したところ、 約2週間で痛みが軽快し、6ヶ月で膝の痛みや運動障害がほとんど解消。 両膝の軟骨も再生して両足の湾曲の改善もレントゲン検査で確認されました。

【関連製品】:『グルコサミン』