膝痛・関節痛対策に『コンドロイチン』

炎症を抑制する作用がある

膝痛の解消には衰えた軟骨の修復を強く促す必要があります。 そのためには、加齢とともに失われがちな関節主要成分「グルコサミン」と 「コンドロイチン」を一緒に摂ることが有効です。 グルコサミン&コンドロイチンを摂ると、軟骨が再生し、 関節痛が高率で改善したり、関節の動きがスムーズになったりすることが、さまざまな研究からわかってきました。

サメの軟骨には、抗脈管形成成分のタンパク質が3種類特定されています。 このタンパク質が軟骨に含まれているムコ多糖類のコンドロイチン硫酸AやCと協力して効果を上げています。 コンドロイチン硫酸AやCには、炎症抑制効果があります。


■コラーゲン、コエンザイムQ10、ビタミンCも必要

前述のように、グルコサミンは軟骨を若返らせて、膝痛を解消する画期的な栄養素といえます。 しかし、実際問題としてグルコサミンを摂るだけでは膝痛の完治まで至らない場合が多々あります。 そこで、グルコサミンのほか、「コラーゲン、コエンザイムQ10、ビタミンC」 といった軟骨の修復を促す栄養も摂ってください。

コラーゲン
そもそも軟骨成分のうち、約8割は水分ですが、残りの2割の大半は、コラーゲンです (プロテオグリカンは、全重量の2%程度)。したがって、コラーゲンはプロテオグリカンよりはるかに多軟骨に存在します。く このため、グルコサミンと共にコラーゲンも補う必要があります。 コラーゲンを補えば、コラーゲンが体内で合成しやすくなり、しかも軟骨細胞の働きも活発化して、 軟骨のコラーゲンが増えやすくなります。

ビタミンC
ビタミンCは、直接軟骨の修復に役立つわけではありません。 ビタミンCは、コラーゲンが再合成されるときに働く栄養であるため、間接的に軟骨の修復に役立つ、といえます。

コエンザイムQ10
コエンザイムQ10は、体内でも合成される成分です。 このコエンザイムQ10は、私たちの細胞がエネルギーを作り出し、筋肉や内臓などを活動的にするときに働く栄養で、 アンチエイジング(抗加齢)の特効栄養として注目されています。 このコエンザイムQ10を十分に補えば、軟骨細胞も活気付き、プロテオグリカンやコラーゲンを 多く作り出せるようになります。

こうしたことから、膝痛の解消のためには、軟骨の修復に関わるグルコサミン、コラーゲン、コエンザイムQ10、 ビタミンCの4種の栄養を積極的に補う必要があるのです。