グルコサミン
【膝痛・関節痛対策サプリメント】

膝痛の解消には衰えた軟骨の修復を強く促す必要があります。 そのためには、加齢とともに失われがちな関節主要成分「グルコサミン」と 「コンドロイチン」を一緒に摂ることが有効です。 グルコサミン&コンドロイチンを摂ると、軟骨が再生し、 関節痛が高率で改善したり、関節の動きがスムーズになったりすることが、さまざまな研究からわかってきました。


■グルコサミン

軟骨を増やし、痛みもとる

グルコサミンは、カニ、エビなどの甲殻類の外皮を形成するキチン質に含まれ、 また人間では糖蛋白質の成分として軟骨、爪,靱帯、心臓弁などに存在しています。 グルコサミンは、軟骨細胞を形成する基礎となる成分で、関節部分の細胞の新陳代謝に重要な役割を果たしています。 ヨーロッパでは、従来から関節炎の治療薬として用いられてきました。 アメリカでは、「変形性関節症の治療法」という本が出版されてから、一大ブームになっています。 少し歩くだけでも膝が痛い,階段の昇り降りがつらいなど膝の痛みを抱えている人は多いのですが、 その多くは「変形性関節症」によるものです。関節は、軟骨というクッションに覆われているので、 重力や衝撃を吸収し、骨どうしによる摩擦を減らしているのです。 しかし年齢とともに、軟骨はすり減るので関節を形成する骨に変形が生じ、変形性関節症となるのです。

軟骨組織は主に、潤滑油の役割をする水分(関節液)、水分を保持するプロテオグリカンプロテオグリカンを保持する網目構造をしたコラーゲン(硬たんぱく質)といった成分から成り立っています。 3つの成分の1つでも損なわれると、軟骨の水分保持機能が衰えて弾力性や柔軟性が失われ、 磨耗や変形が起こります。特にプロテオグリカンは、関節や硬い骨にかかる衝撃を和らげる働きをしています。 プロテオグリカンはビンを洗うブラシのような形をしており、関節に圧力がかかるとスポンジのように保持している 水分を押し出し、圧力がなくなると水分を吸い込む機能があるのです。 プロテオグリカンは、グルコサミンという網の糖(たんぱく質の構成成分であるアミノ酸と糖が結合した物質) が主要成分。グルコサミンには、軟骨細胞を刺激してプロテオグリカンとコラーゲンの生成を促進する働きがあります。 グルコサミンが不足すると、プロテオグリカン自体の数が減ったり、ビンを洗うブラシのような構造が崩れてしまったりします。 すると、軟骨は水分を保持できなくなり、変形性関節症が発症しやすくなるのです。

グルコサミンは、老化が進むと体内で合成されにくくなります。 また、激しいスポーツや肥満は関節に大きな荷重がかかる原因となるため、軟骨の磨耗を進行させます。 そこで軟骨の主成分のひとつであるグルコサミンを体外から補充すれば、変形性関節症の痛みを軽減し、 進行を阻止、軟骨を増やすことも可能だと考えられます。 グルコサミンは、変形性膝関節症の治療を補助する食品として、すでに欧米や日本の医療現場でも使用されています。


■グルコサミンの主な作用

中高年に多い関節症は、長年の酷使によって軟骨がすり減り、骨と骨がこすれるために起きます。 軟骨はグルコサミノグリカンというムコ多糖体で作られますが、このムコ多糖体の産出には、 グルコサミンの働きが必要です。加齢によってグルコサミンの生成が低下するため、軟骨は作られにくくなります。 グルコサミンの主な効果としては以下のように、関節炎の改善です。

  • 関節の動きをなめらかにする
  • 歩行時の膝の痛みや違和感をとる
  • 起きあがるときの腰や足のつっぱり感を消す
  • 股関節やひじなどの痛みや違和感をとる

1982年にポルトガルで行われた臨床試験で、1200人以上の患者に、グルコサミン硫酸塩を1日1500mg、 3回に分けて50日間与えました。その結果95%もの人に改善効果がありました。 日本でも数件の実験結果があります。 それによると、グルコサミンを摂取した結果、70~80%の患者に痛みが消えた、 1~3ヶ月で痛みが和らいだ、などの結果が出ています。