膝の痛みを改善する筋力トレーニング
『太腿力こぶ運動』

膝の痛みの新原因を徹底解明

椅子から立ち上がる時や階段を降りるときなどに感じる膝の痛み。 なかなかよくならず困っている人も多いのでは? これまで膝の痛みの原因は、膝の関節の間でクッションの役割を果たす軟骨の摩り減りだと考えられてきました。 残念ながら、一度摩り減った軟骨は元に戻ることはありません。

しかし、ご安心ください!!
近年の研究で、慢性的な膝の痛みは、実は、膝以外の別の場所に原因があることが判明。 その場所を正常な状態に戻せば、膝の痛みが劇的に改善するというのです。


■膝の痛みが改善

あるTV番組で膝の痛みに関するテーマでの放送がありました。 高知県住む78歳の女性の話です。その女性は6年ほど前に膝の痛みが悪化し、つい最近まで杖なしの状態では歩けなかったと言います。 炊事はもちろん、トイレに行くことさえ大変だったそうです。歩くこと自体が大変だったのです。 番組では、その女性のレントゲンを撮り、正常な人との比較を試みました。 その結果、健康な人では、骨と骨の間にある程度の隙間があるのに対し、その女性の場合は、骨と骨の間の隙間がほとんどありませんでした。 軟骨が削れてしまい、骨と骨がぶつかっている状態になっていました。 診断は『(末期の)変形性膝関節症』。手術以外に改善の方法はないということでした。 ところが、その女性は「膝以外の別の場所」を治療したところ、現在では、颯爽と自転車に乗れるようにまで回復したのです。 そればかりか、急な階段もスイスイと昇ことができるようになりました。膝の痛みも全くないそうです。 では、その女性はどのようにして膝の痛みを改善したのでしょうか?


■膝の痛みの新原因

そこで、番組の制作者はその女性の主治医を訪ねることに。 それは、高知大学医学部付属病院のある整形外科教授。 その医師は、関節痛で世界最先端の研究を行うアメリカのアイオワ大学に留学、帰国後は年間200件の膝関節手術を執刀し、 これまで5万人もの患者の執刀に当たってきた膝痛の名医です。 その医師の話では「膝痛の原因で一番多いのは変形性関節症という病気で関節軟骨がすり減る病気なんです。 しかし、軟骨が減って困っている人もいれば、困らない人もいる」とのことでした。 その医師によると、軟骨が摩り減っていても膝痛を感じる人と膝痛を感じない人がいる、とのこと。 この両者の体を調べると、膝痛を引き起こす膝以外の場所が明らかになるといいます。


●実験

そこで、番組制作者は香川県琴平町にある金刀比羅宮で実験を行いました。 金刀比羅宮は785段の石段で知られる四国を代表するパワースポットといわれており、国内外から年間400万人が訪れる場所です。 しかし、御本宮まで続く長く険しい石段を上り下りするのは大変です。膝痛で登り切れない人もいます。 そして、番組制作者は、この階段を上り下りする人の中から、2人の被験者を見つけ出しました。 一人は「膝痛がある人」。もう一人は「膝痛がない人」。「膝痛がある人」はAさん(71歳)、「膝痛がない人」はBさん(80歳)です。 2人が御本宮まで登れるかどうかを確認したところ、Aさんは結局上ることができず、途中で断念。 一方、Bさんはあっという間に御本宮に到達。外国人に話しかけるほどの余裕も。

後日、この2人のレントゲン写真を撮らせてもらったところ膝に痛みのあるAさんも、膝に痛みのないBさんも共に、軟骨が摩り減っていました。 同じ高齢なのに、なぜ膝の痛み方にこんなに違いがあるのでしょうか? 上記の医師にお聞きすると「痛みの伝わり方に個人差がありまして、同じ痛みを強く感じる方と弱く感じる方がいる」とのことでした。


●痛みの感じ方検査

痛みの感じ方検査の方法は、医療現場で使われている「圧痛計」という機械を使い、 被験者の腕に「痛みを感じるまで圧力をかける」ことで行います。 被験者には、「痛い」と感じたらボタンを押してもらいます。 弱い圧力でボタンを押したら痛みを感じやすく、圧力が強くなってボタンを押せば痛みを感じにくい、ということになります。 この実験を上記の2人の方に行ったところ、膝痛がないBさんは492キロパスカルでしたが、膝痛のあるAさんは248キロパスカルでした。 Bさんよりはるかに早い段階でボタンを押したAさんは、Bさんに比べ倍近く痛みを感じやすいといいう結果が出ました。 いったいなぜ痛みの感じ方が違うのでしょうか?

◆痛みの感じ方が違う理由

上記の医師に聞いてみると「慢性的な痛みに困っている人の中には脊髄に機能的な異常がある方がいる」とのこと。 脊髄とは、「脳から背骨の中を通り腰に至る神経の束」。 この脊髄の大事な役割は、「脳の指令を手脚の末端にまで伝えること」と「痛みの信号を脳に伝えること」。 脊髄は、軽い痛みは小さな信号として、強い痛みは大きな信号として脳に送る働きがあります。 ところが、脊髄の機能が異常を来すと、脊髄は小さな刺激でも大きく増幅、強い痛みに変えて脳に伝えてしまうのです。 これこそが、二人とも膝の軟骨が摩り減っているのに、Aさんだけが強い膝痛を感じていた理由だと考えられるのです。 では、どうすれば脊髄の異常を治し、膝の痛みを抑えることができるのでしょうか? 前期の医師は「運動する、筋肉を動かすことが一番大事。筋肉を動かすことで痛みに対して強くなるという効果が期待できます。 早い人だと数日で痛みが和らぎます。」といいます。 冒頭で述べた高知県住む78歳の女性の膝痛がすっかり良くなったのもこの先生の指導した「筋力トレーニング」で膝痛を克服することができたのです。 実は、膝の痛みを伝える信号と大腿四頭筋やハムストリングスなど太腿からの筋肉の信号は、同じ神経を通って脳に送られます。 そこで、太腿の筋肉を動かす運動をすることで、今まで膝の痛み刺激の信号だけだったところに、筋肉の刺激信号が混ざり、 互いの信号が中和されて、運動をすればするほど感じる痛みが軽減され、結果、暴走した脊髄の痛みコントロール機能が正常化すると先生は言います。


■太腿力こぶ運動

お風呂で筋トレ

運動をすればするほど痛みが軽減されるとはいっても、「膝が痛い飲み筋トレはできない、したくない」というのが本音。 でも、ご安心ください。太腿力こぶ運動なら、誰でも簡単に膝の痛みが軽減できます。

脊髄の大事な役割は、「脳の指令を手脚の末端にまで伝えること」と「痛みの信号を脳に伝えること」。 脊髄は、軽い痛みは小さな信号として、強い痛みは大きな信号として脳に送る働きがあります。 ところが、脊髄の機能が異常を来すと、脊髄は小さな刺激でも大きく増幅、強い痛みに変えて脳に伝えてしまうのです。 実は、膝の痛みを伝える信号と大腿四頭筋やハムストリングスなど太腿からの筋肉の信号は、同じ神経を通って脳に送られます。 そこで、太腿の筋肉を動かす運動をすることで、今まで膝の痛み刺激の信号だけだったところに、筋肉の刺激信号が混ざり、 互いの信号が中和されて、運動をすればするほど感じる痛みが軽減され、結果、暴走した脊髄の痛みコントロール機能が正常化ます。

運動をすればするほど痛みが軽減されるとはいっても、「膝が痛いので筋トレはできない、したくない」というのが本音。 でも、ご安心ください。「太腿力こぶ運動」なら、誰でも簡単に膝の痛みが軽減できます。 太腿力こぶ運動は、お風呂でできる簡単な運動。次の手順で行います。

  • 浴槽に浸かったらまず、浴槽の背もたれにもたれかかります。
  • 次に反対側の浴槽の壁に両足をぴったり付けます。足が届かない人は、背中に桶などを挟み調節してみてください。
  • この体勢ができたら、両方の足に力を込め浴槽の壁をギューッと押します。
  • 5秒間押したら緩めます。
  • 1~4を20回ほど繰り返す。

この時大事なのは、脚の太腿にグッと力を入れて力こぶを作るようなイメージで行うことです。