バナナ紅茶【高血糖対策・糖尿病予防に】

高血圧や高血糖には、血液を浄化し血管を拡張させるバナナ紅茶がおススメです。


■「バナナ紅茶」とは?

食べる前の血糖値よりも低くなった

バナナに豊富な「カリウム」には、血液量を増やし血管を収縮させる「ナトリウム」を排泄し、 「高血圧」を撃退する効果があることは、知っている方も多いと思いますが、 バナナの場合、単に高血圧にいいだけではありません。驚くことに、「高血糖」にも効くことがわかっています。 何と、バナナを食べる前と、食べてから3時間後の血糖値を比較すると、食べてから3時間後の血糖値が、 食べる前の血糖値よりも下がっていることが日本の病院の医師によって確認されたのです。 もちろん、この試験結果により、バナナが高血糖を治すとまでは、さすがにいえません。 また、バナナのどの成分が、こうした効果をもたらしたのかもわかっていません。 しかし、バナナは血液を浄化して血管の拡張を助け、高血圧や高血糖を防ぐ妙薬だといえるでしょう。

さて、こうしたバナナの高血圧や高血糖を防ぐ効果を高めるには、いったいどうすればいいのでしょうか。 それは、紅茶と組み合わせ、『バナナ紅茶』にすることです。 バナナ紅茶は、バナナと紅茶を一緒の食事で摂るという意味で、バナナを食べながら紅茶を飲んでもいいし、 バナナ2、3切れを無糖の紅茶に入れたバナナティーにして飲んでもかまいません(バナナは食べる)。 バナナティーは、バナナの甘みが溶け出していて、砂糖が入っていなくても、美味しく飲めます。 手作りも簡単なので試してみてください。


■紅茶の効能

紅茶の成分が鋭く効く

でも、なぜ、紅茶がバナナの効果をアップしてくれるのでしょうか。 それは、紅茶のすばらしい効能のおかげです。 まず、紅茶に含まれているポリフェノールの一種である「カテキン」には、 「アンジオテンシンⅡ」という強力な血管収縮作用がある物質の合成を阻害する働きのあることがわかっています。 このため、紅茶を飲めば高血圧の予防に役立つのです。 そして、紅茶に含まれるカテキンや、カテキンが変化した「テアフラビン」「テアルビジン」 というポリフェノールが高血糖に効くことがわかっています。 具体的にいうと、カテキンは体内の消化酵素であるアミラーゼの働きを抑え、食後の血糖値の急激な上昇を抑えてくれます。 そして、テアフラビンやテアルビジンは、血液中のブドウ糖の量を調節する「インスリン」に似た働きをすることが、 イギリスのレナ博士らの研究で明らかにされています。

以上のことから、高血圧・高血糖が心配な人は、ぜひとも、朝食にバナナ紅茶を試してみてください。

【関連項目】:『高血糖対策に「紅茶」』