先天性心疾患

新生児100人に1人の割合で存在

■症状と特徴

新生児100人中、およそ1人程度の割合で存在する、先天的に心臓の形に異常がある病気です。 先天性心疾患は、大きく分けて非チアノーゼ性、チアノーゼ性に分かれます。 チアノーゼ性心疾患には、心室中隔欠損症、心房中隔欠損症、動脈管開存症などが含まれます。 動脈血が静脈に流れ込む形になるので、酸素不足は起こりません。 チアノーゼ性心疾患には、ファロー四徴症、大血管転位症、アイゼンメンジャー症候群などが含まれます。 酸素が少ない静脈血が動脈に流れ込むため、動脈を流れる血液の中の酸素が少なくなります。 酸素不足のため、皮膚や粘膜が暗紫いろになるチアノーゼを引き起こします。


■治療

子供の今後の成長を考え、医師は治療方針や手術の時期などを考えて治療を行います。