質問:貧血をそのままにすると、重症の貧血になる?

質問:貧血をそのままにすると、重症の貧血になる?

【答】

貧血の原因や経過はさまざまです。ヘモグロビン濃度が徐々に低下して重傷の貧血になる場合もあれば、軽い貧血の状態が長く続く場合もあります。 貧血をそのままにしたからといって、必ずしも重症の貧血になるとはいえません。 ただし、貧血をそのままにするということは、体内では酸素不足の状態が持続しているということです。 動悸や息切れ、疲労感などの症状が慢性的に起こるほか、自覚症状はなくても酸素不足によって臓器の働きは低下し、 代償作用で心臓には負担がかかり続けます。貧血がある場合はそのままにせず、原因に応じた治療などの対策を摂ることが大切です。