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脂肪燃焼のための3大栄養素
『αリポ酸・COQ10・カルニチン』

脂肪燃焼のためには、まず筋肉をつけることが肝要で、 筋肉の若返りを促す3大栄養素「αリポ酸・COQ10・カルニチン」を摂取して、 運動を行うことが有効です。


■筋力の衰えがメタボを招く重大原因

体脂肪を燃焼させる成分が不足している

運動を毎日心がけ、食事では肉や魚などで良質のたんぱく質を十分に補わないと、年を取るとともに筋力が衰え、 筋肉量も減ってきます。すると、正しい姿勢を保てなくなり、肩こりや腰痛・膝痛に悩み、果ては、最近問題になっている メタボリックシンドロームまで招くことにつながります。 このメタボリックシンドロームの根本の原因は、お腹の周りに付く内臓脂肪です。 内臓に脂肪が付いて肥満になると、糖質や脂質の代謝異常や高血圧が起こり、さらには脳梗塞や心筋梗塞、腎機能障害 などの病気につながっていきます。メタボリックシンドロームが注目されて以来、食事制限や運動を心がけて 肥満の解消に取り組む人が増えているといいます。しかし減食や運動をしても体重が落ちない人も多いのでは ないでしょうか。そうした人は、筋肉を増やして体脂肪を燃焼させる成分が不足しているのかもしれません。 その成分とは、「αリポ酸・コエンザイムQ10・カルニチン」の3つです。


●αリポ酸・コエンザイムQ10・カルニチン

脂肪の燃焼を促す3大成分

私たちは、毎日の食事から、糖質・脂質・たんぱく質などの栄養素を摂取し、エネルギー源として消費し生命を維持しています。 特に糖質は、エネルギーとして消費されないで余ると体脂肪として蓄積されるので要注意です。 この体脂肪をためておく場所が脂肪細胞で、その数が多いほど太りやすくなります。 また、私たちの基礎代謝量は、筋力を維持しないと年を取るにつれて低下していきます。 そのため、若いときと同じような食事量を食べ、運動不足に陥っていると、余ったエネルギーは脂肪細胞に蓄積していき、 肥満を招くことになります。しかし、筋肉を増やして脂肪を燃焼させれば、脂肪細胞を小さくすることができ、 肥満の解消や体型の若返りを実現することができるのです。 その脂肪燃焼成分が「αリポ酸・コエンザイムQ10・カルニチン」で、これらはもともと筋肉などに含まれ、 エネルギー代謝に関わっています。


●3大栄養成分の働き

年を取るほど補給が不可欠

エネルギー代謝は、ミトコンドリアという細胞の中にある小器官で行われています。 ミトコンドリアは、いわばエネルギーの生産工場で、ここに糖質や脂質などの燃料が供給されると、 酸素と反応してエネルギーを生み出します。そして最終的に作られるのがATP(アデノシン三リン酸) というエネルギーのもとになる物質です。ATPは体内にためておけないので、各細胞のミトコンドリアでは 絶え間なくATPが作られています。このATPが作られる過程は、大きく4つの段階に分けられます。

第一段階では、食べ物から摂った糖質や脂質が体内で分解・吸収され、ピルビン酸や脂肪酸に変化します。 第二段階では、これらが細胞内のミトコンドリアに入り、アセチルCoAがエネルギーの生産回路の一つである クエン酸回路に入っていきます。そして最後の第四段階では、アセチルCoAが同じくエネルギーの生産回路の一つである 電子伝達系を経て最終的にATPが作られます。

αリポ酸は、このエネルギー代謝の仕組みの中で、第一から第四までの全ての過程で重要な働きをしています。 また、αリポ酸には、脂肪を燃やす役割を担う筋肉を増やす働きもあります。 体内にαリポ酸が不足すると、ミトコンドリアの中でアセチルCoAやATPが作られにくくなります。 その結果、余った糖質や脂質が体内にたまるようになり、肥満が起こる原因になるのです。 コエンザイムQ10は、クエン酸回路でATPが作られるのを助ける役目を果たす成分です。 コエンザイムQ10が体内に十分にあれば、不足している状態に比べて28倍も多くのエネルギーが作られ、 内臓や筋肉が活発に働くようになります。 カルニチンは、特殊なアミノ酸の一種で、エネルギーの生産過程の中で脂質と結合し、 それをミトコンドリアへ運ぶ役割を担っています。体内にカルニチンが十分にあれば、脂肪の燃焼が進み、 やせやすい体質に変わっていきます。

問題になるのは、これらの筋肉に不可欠な3つの成分は、年を取るにつれて、体内での合成量が減少していくことです。 そこで、それぞれの成分を補うことが求められます。

【関連項目】
『α-リポ酸』
『コエンザイムQ10』
『L-カルニチン』