コエンザイムQ10(ビタミンQ)【脂肪燃焼に】

コエンザイムQ10』は、補酵素Q10、ユビキノンなどとも呼ばれ、 体内のエネルギー生成にかかわる小器官ミトコンドリアと深い関係を持っています。 心肺能力を高めて、運動能力をアップしたり、エクササイズやダイエットの効果を高めるとされています。 しかし、体内のコエンザイムQ10は、20歳を過ぎたころから体内生産量が徐々に減ってきて、 40歳を超えるとほとんど分泌されなくなるので、体調維持効果を得るためには1日最低30mgを摂取することが望まれます。   コエンザイムQ10は、米国のオリンピック級の運動選手などは300mgを毎日飲んでいるが悪影響は出ていないそうです。


■コエンザイムQ10の作用

ミトコンドリアを活性化する

コエンザイムQ10の最も優れた作用は細胞内のミトコンドリアに対するものだといわれています。 ミトコンドリアは細胞内のエネルギー生産工場ともいわれる重要な器官で、 コエンザイムQ10はこのミトコンドリアを活性化する作用を持っています。 ミトコンドリアは心臓をはじめとする重要臓器の細胞に数多く存在しています(1個の細胞内に約200~4,000個)。 コエンザイムQ10は、このミトコンドリアを助ける働きを持っているのですが、 加齢とともに体内のコエンザイムQ10量は減少していきます。 コエンザイムQ10が不足すると、ミトコンドリアは上手くエネルギーを生成できなくなり、脂肪燃焼が滞ることとなります。 これこそが、年齢とともにダイエットが成功しにくくなる原因の一端です。 したがって、ミトコンドリアの働きを活発にしてダイエットを成功させるためには、 意識的に充分なコエンザイムQ10を摂取すれば、食物として体内に入った糖分や脂肪分をエネルギーに変えてくれるはずです。 特に、コエンザイムQ10は脂分に溶ける性質があるため、脂肪や脂分の多い食事をしたときに摂取すると吸収率が低くなります。 最近の研究では、脂肪分の高い食べ物とコエンザイムQ10を併せて摂ったとき、その吸収率は約40%となり 残りの約60%は体外に排泄されてしまうという報告も成されています。