糖と脂肪の燃焼、基礎代謝量のアップに『コエンザイムQ10』
『コエンザイムQ10』は、 筋肉のエネルギー消費を促して基礎代謝量をアップさせます。 コエンザイムQ10を3ヶ月補った試験では、体重が平均13%減ったという結果が出ています。
■糖と脂肪の燃焼を促すコエンザイムQ10
筋肉細胞を活発に働かせる
私たちの体には、糖やエネルギーを脂肪として燃焼させる「エネルギー代謝」の仕組みが備わっており、 私たちの体の60兆個もの細胞一つ一つがエネルギーを作り出しています。 このエネルギー代謝の拠点になっているのが、「ミトコンドリア」という細胞内にある小器官です。 ミトコンドリアでは、糖や脂肪を燃やして分解し、「ATP(アデノシン三リン酸)」 というエネルギーの基になる物質が作られます。ATPは体の中に蓄えておくことができないため、 ミトコンドリアでは絶え間なくATPが作られています。このATPを作り出す過程で重要な働きをしているのが、 『コエンザイムQ10』なのです。
コエンザイムQ10は、エネルギーを生産するのに必要な補酵素の一つで、1950年代に欧米で発見され、 米国では1990年代からサプリメントとして市販されました。日本では医薬品として30年の実績があり、 2001年にサプリメントとして認可を受けました。 コエンザイムQ10は、ATPを作り出す過程で、エネルギー生産を高めるための重要な働きをしています。 コエンザイムQ10が細胞内に十分あれば、不足している場合に比べて、実に28倍も多くのエネルギーを作り出せる といわれています。逆に、コエンザイムQ10が不足している状態では、ミトコンドリアに運ばれた糖や脂肪などの 栄養のうち、一部しかエネルギーに変えることができず、余った分は体脂肪として蓄積されます。 そして、コエンザイムQ10が体内に十分あれば、食事で摂った栄養が効率よく燃焼されて多くのエネルギーが使われます。 そのため、体脂肪が付きにくくなり、すでに蓄積された体脂肪もどんどん消費され、痩せやすくなるのです。 また、体内のエネルギーの燃焼が促されるに従い、筋肉細胞も活発に働くようになり、「基礎代謝量」 (安静にしていても消費されるエネルギー量)が高まっていきます。