お米ヤセ食べダイエット②

最初に味噌汁、ご飯とおかずを6対4の割合で食べるなど、『お米ヤセ食べダイエット』が今大ブーム。

■ご飯の量は1日2合が目安

以下は、某管理栄養士の指導体験談です。

痩せたいという人の多くは、体重の変化ばかりを気にするあまり、すぐに減量効果の出やすいダイエット法に頼ろうとしますが、 これは間違っています。健康的に痩せたかどうかを見るには、体重の変化よりも、体型の変化に注目してください。 私は、お腹をへこませたいという人には、ご飯をたくさん食べる「お米ヤセ食べダイエット」を指導しています。 実際、ご飯をたくさん食べて、お腹周りのぜい肉が取れて、グッと引き締まる人が多いのです。 しかも、体力がみなぎるようになって肌ツヤまでよくなると大好評です。 前頁でも述べたように、食事で摂ったカロリーを効率よく燃焼(代謝)させる栄養バランスは、炭水化物60%以上、たんぱく質15%、 脂質20~25%です。これを簡単に覚えるには、お弁当をイメージして、ご飯が大体6割で、残り(味噌汁とおかず)が4割と 覚えておきましょう(ご飯8割、おかず2割にすればさらに効果的)。 お米ヤセ食べダイエットでは、具だくさんのみそ汁と1日2合のお米(炊いたご飯ならお茶碗5杯分)を食べてください。 おかずが多いとご飯をたくさん食べられないので、栄養は具だくさんのみそ汁でまかない、おかずは1品程度にします。 感触におにぎりを食べれば、無理なく1日2合のご飯が食べられるでしょう。 みそ汁の具には、色の濃い野菜や根菜類、キノコ、海藻、豆腐や油揚げなどの大豆食品などがおススメ。 これらには、代謝を高めるビタミンやミネラルが豊富です。

それでは、「お米ヤセ食べダイエット」のポイントをまとめておきましょう。
まずは、最初に味噌汁を食べて体を温めてください。朝から体温が上がると、カロリーの消費が高まります。 また、米と味噌汁を組み合わせると、アミノ酸(たんぱく質の構成成分)のバランスがよくなり、代謝を促進します。 ご飯は甘く感じるまで噛んでください。時間は1食に20分以上かけるようにしましょう。 丼物は、噛む回数が減ってしまうので、なるべく避けてください。
なお、私は、ご飯に雑穀を混ぜることを勧めています。雑穀を混ぜるとか見ごたえがよくなるのに加え、ビタミンやミネラル、 食物繊維など日本人が不足しがちな栄養素を十分に摂ることができます。 なお、糖尿病の人はお米ヤセ食べダイエットをやる前に、主治医と相談してください。