動脈硬化対策に『高麗人参』

高麗人参」は、中性脂肪を激減させ、善玉コレステロールを増やすことにより、 動脈硬化を改善する作用があります。


■動脈硬化

『動脈硬化』は、いわば血管のサビつき現象で、血管壁に生じた微細な傷に血小板がくっつき、 血管壁に過剰な悪玉コレステロールや中性脂肪が蓄積することによって起こります。 『高麗人参』には、そうした血液中の過剰な悪玉コレステロール中性脂肪を減らす一方で、 不要なコレステロールを肝臓に運ぶ役目を担う善玉コレステロールは増やす優れた働きのあることが 次のような臨床試験でわかりました。
その試験では、67人の被験者に、2.7gの高麗人参の乾燥粉末を1日3回に分けて食事前に摂ってもらい、 血液の状態の変化を2年間にわたって調べました。具体的な検査項目は、中性脂肪・遊離脂肪酸・総コレステロール・ 善玉コレステロール・過酸化脂質・動脈硬化指数です。 動脈硬化指数とは、総コレステロールに占める善玉コレステロールの割合から算出する指数のことで、 4.0を超えると要注意とされています。


●動脈硬化指数が大幅に低下

その結果、試験開始の1ヵ月後から全ての検査値に変化が現れ、6ヵ月後になると、明らかな改善効果が認められました。 例えば中性脂肪値を見ると、当初は平均160mg(基準値は150mg未満)と基準値を上回っていたものが、 6ヵ月後には120mgと正常域まで下がりました。 総コレステロール値も、平均260mg(基準値は140~220mg)から210mgにまで低下。 さらに、善玉コレステロール値は、平均42mg(基準値は40mg以上)から48mgへ大幅に上昇したのです。 そして、血中脂肪の数値がこのように改善した結果、平均で5.5(基準値は4.0未満)を上回っていた動脈硬化指数も 3.5近くにまで低下しました。高麗人参は、脂質代謝の改善によって、血液浄化作用と血管強化作用を もたらすことが証明されたのです。

こうした効果は、高麗人参特有の「ジンセノサイド」を中心とする「サポニン」 によってもたらされるものと考えられます。高麗人参には、約30種のサポニンが含まれています。 それらが相乗的に働いた結果が、このような検査値の改善につながったと見るべきでしょう。

このように高麗人参には、血液を浄化し血管を若く保つ働きによって、動脈硬化や糖尿病、さらにはその合併症まで 退ける効果が期待できます。そのほか、高麗人参には、抗ストレス作用、精神安定作用、免疫力強化作用、 肝機能改善作用も報告されています。