癌制圧に卓越した効果のある食品『ニンジン』

ニンジン』は、癌予防野菜のチャンピョンです。
ニンジンの主な機能性成分には、抗酸化作用・コレステロール値低下作用・整腸作用のある「クロロフィル」、 整腸作用・抗癌作用のある「食物繊維」、解毒作用・抗癌作用・自律神経調整作用のある「テルペン」、 変異原性抑制・抗癌作用・粘膜強化・視力回復作用のある「β-カロテン」「α-カロテン」「ルテイン」などが含まれています。


■ニンジンを好む者は精力が強い

東洋には昔から、「腎」に蓄えられている生命エネルギーが不足すると、体の様々な部位に支障をきたすという考え方があります。 生命エネルギーが不足した状態は「腎虚」と呼ばれますが、老化現象もこの腎虚が原因です。 転びやすい、足腰がだるい、忘れっぽい、格別どこが悪いわけでもないのに疲れやすいなど、腎虚によるこうした老化の症状を取り除き、 胃腸の働きを高めながら活力不足を補うのがニンジンです。 中国・明代の薬物書『本草綱目』にも「気を下ろし、中を補い、胸隔腸胃を利し、人を健やかならしむ」と記されています。 また、日本のことわざの「ニンジンを好む者は精力が強い」というのも、ニンジンが生命エネルギーの不足を補ってくれる野菜であることを、 昔の人が知っていたからに違いありません。


■わずか1日1本足らずで癌予防効果が

ニンジンが、特に注目を浴びているのは、癌の予防・抑制に大きな効果がある「β-カロテン」が豊富に含まれているからにほかなりません。 ニンジンのβ-カロテン含有量は100gあたり9.1mg。これは野菜の中では青じそ(11.0mg)に次いで高い数値を示しています。 そのため、「カロテンの王様」とも言われています。 一般的に1日に最低必要なβ-カロテンの量は、6mgと言われています。この量を仮に1種類の野菜から摂るとすると、 ニンジンなら66g、青じそなら55gほどになります。ところが実際に青じそを55g食べるのは大変です。 ニンジンだと普通サイズ(120g)なら1/2本ほどの分量でOK。このことからも、ニンジンがβカロテンを摂りやすい、理想的な食品であることがわかります。 「ニンジンなど、β-カロテンを多く含む食品を積極的に摂っている人は、肺癌になる確率が約半分に減少する。 そして、1日にニンジン1本食べれば、癌全般の予防に効果がある」というレポートがアメリカのある研究チームから発表され、がぜん、 ニンジンが注目を浴びるようになったのです。

ところで、遺伝子DNAに異常を引き起こし、癌の発生、進行の過程に深く関与しているのが 活性酸素です。 β-カロテンは、この活性酸素を除去する物質としても、クローズアップされています。


■癌予防に役立つ、ニンジンを使った料理

以下、特にことわり書きのない場合は1人・1日分です。

@癌全般に
ニンジン350gをミキサーにかけ、はちみつ適宜を加えてジュースを作る。毎日コップ1杯飲む。
A癌全般に
ニンジン、セロリ各1本を薄切りにして素早く炒め、鶏がらスープ3カップを加えて煮る。 塩、コショウ、牡蠣油、みりんなどで味を調える(4人分)。
B大腸癌、結腸癌に
ニンジン2本を千切りにし、サラダ油小さじ2でしんなりするまで炒める(4人分)。
C肺癌に
ニンジン2本を大きめの拍子切りにし、そのまま油で揚げる(4人分)。

●ニンジンは高血圧、百日咳、便秘などにも有効

ニンジンにはコハク酸カリウムという、血圧を下げる物質も含まれています。また、食物繊維が豊富なのもニンジンの特徴です。 食物繊維はご存知のように悪玉コレステロールを除去するのに効果がありますが、この働きを助けるのがコハク酸カリウム。 つまり、食物繊維とコハク酸カリウムの相乗効果で、高血圧、特に最小血圧が高い人に対して有効です。

@高血圧に
ニンジン150gをミキサーにかけ、1日3回飲む。
A百日咳に
ニンジン200gを細切り、大棗(乾燥ナツメ)12個(85g)と水3カップを加えて1カップほどの量になるまで煮詰め、1日2〜3回に分けて飲む。
B便秘に
ニンジン2本をミキサーにかけ、好みで砂糖を加え、1日2〜3回に分けて、温めて飲む。 または、ニンジンを直径5mmほどの紡錘形(両面のとがった円柱形)に切り、50%の塩水に1週間つける。 それを座薬を使うようにゆっくりと肛門に挿入すると、5〜6分後に自然な排便が訪れる。