DHA

DHA、EPAなどのnー3系列の多価不飽和脂肪酸は血液中のコレステロール濃度を低くして、 動脈硬化などの心臓血管系の病気になりにくくする働きや血液をかたまりにくくする働き、炎症を抑える働きがあります。 また、DHAは、脳の血流をよくしたり脳の神経細胞膜の柔軟性を高めたりして、脳の働きを活発にします。 最近ではDHAが認知症の改善(ボケ防止)にも効果を発揮することが明らかになりました。


■「DHA」とは?

学習能力や記憶能力に影響を与える

『DHA』は人体では、脳を始めとする神経組織に非常に多く含まれており、神経組織の発育や機能維持に 重要な役割を果たしています。脳細胞では、ニューロンという神経突起に多く含まれ、 脳脂質の10%を占めていることから、情報伝達や記憶の保持に大きな影響を与えているとと考えられ、 DHAが不足すると学習能力や記憶能力に影響を与えるとされています。

脳には約140億個の細胞があるといわれ、この細胞にはニューロンという突起した神経細胞があります。 このニューロンから伸びた突起と他の神経細胞が結合している部分をシナプスといい、 シナプスではさまざまな情報の伝達が行われています。 DHAはこのシナプスにも入ることができ、このシナプスの情報処理能力の良し悪しに関係しているといわれています。 DHAが多いほど、シナプス膜を柔らかくすることができ、情報伝達もスムーズに行くと考えられます。

また、老年期痴呆(老人ボケ)は脳の血管が詰まり、損傷するために起こります。 こうした脳細胞の破壊が、記憶する役割のある部分で起こると認知症になってしまいます。 脳の神経細胞は生まれてから増えることはなく、年とともに減っていく一方ですが、 DHAを十分にとり、絶えず脳に刺激を与えると残った神経細胞を活性化させることができます。 脳は刺激を与えて鍛えれば鍛えるだけ向上する性質があり、これは年をとっても変わらないため、 DHAの摂取は「ボケの防止」にもなります。

したがって、脳の機能を高めるには、DHAが不可欠であり、 「魚をたくさん食べると頭がよくなる」という言葉ももっともといえそうです。