貧血治療のナンバーワン食品『レバー』

レバーには、粘膜の強化・抗酸化作用・抗がん作用・視覚機能改善作用のある「レチノール」、 エネルギー代謝促進・皮膚機能の正常化・脳神経の働きを助ける作用のある「ナイアシン」などが含まれています。
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■鉄欠乏性貧血だけでなく、悪性貧血にも有効

貧血にはいろいろな種類がありますが、女性に圧倒的に多いのが鉄欠乏性貧血です。これは鉄の不足によって起こります。 女性は月経、妊娠、出産、授乳などにより、鉄を排出することが多いため、貧血になりやすいといわれています。 貧血の主な原因は栄養のアンバランスですので、日ごろから栄養が偏らない食事も心掛けたいものです。 レバーは、貧血に効果のある鉄をはじめ、造血に欠かせないビタミンB12、それに銅も多く含んでいます。 鉄の含有量(100gあたり)は牛レバー4mg、豚レバー13mg、鶏レバー9mgとなっています。 肉類の鉄吸収率は平均15〜30%で、これは野菜に比べて高率ですが、中でもレバーは約70%の吸収率と、 鉄の吸収にかけては抜群の効率を誇っているのです。レバーは鉄欠乏性貧血ばかりではなく、 胃腸障害や肝障害によって引き起こされる悪性貧血にも有効とされています。


■牛、豚、鶏のどのレバーが栄養的に優れている?

そのほか、レバーにはビタミンA(ニンジンの10倍、チーズの40倍)やビタミンB2も豊富です。 牛、豚、鶏のいずれのレバーも女性にとってはありがたい食品ですが、鉄、ビタミンB2など、貧血に効く成分が多いのは豚レバーです。 栄養価も豚レバーが一番高く、続いて牛、鶏の順。これら3種のレバーにはそれぞれ特徴があり、 牛レバーには心臓の筋肉を強くするビタミンB15が含まれ、レバーの中で一番低カロリーです。 レバーをわずか2〜3切れ食べるだけで、ビタミン、ミネラルなどの1日の必要量を補うことができます。 しかし、レバーはコレステロールやプリン体の多い食品としても知られているので、摂り過ぎは禁物です。 また、動物性食品からビタミンAを極端に摂りすぎると頭痛や吐き気、下痢などの過剰症を起こす場合もあります。 新鮮なものを選びましょう。


■貧血によく効く、レバーの食べ方

▼貧血による体力減退、微熱や足のむくみに
薄切りの豚レバー90g、緑豆80g、米80g、水5カップでおかゆを作る(4回分)。1日に1〜2回、数日から数週間続けて食べる。

▼貧血により月経が止まった時
薄切りの豚レバー200gに黄耆(キバナオウギの根)30gを、固形スープの素1個、水4カップで煮る(2回分)。 最初にレバーを食べ、そのあとスープを飲む。1日1〜2回、3〜5日間続ける。

▼貧血に
豚レバー60g、ホウレンソウ250gを食べやすく切り、スープ4カップで煮る。 塩、コショウなどで味を調え、1日3回に分け、スープごと食べる。数週間続けると効果が現れる。


■衰えた視力を回復させる効果も

目の機能は肝臓の働きと深く関係しています。肝機能が低下すると疲れ目や充血、視力低下などを招きます。 レバーは肝機能そのものを調整する作用ばかりでなく、ビタミンAも多く含んでいるため、目のトラブルにも有効に働きます。 また暗くなると見えにくくなる夜盲症や弱視、仮性近視、白内障などにも有効です。 さらに、老化による聴覚障害、精力の減退はもちろん、癲癇を起こしやすい子供、虚弱体質の子供に効果を発揮します。

▼精力減退に
豚レバー250gをそぎ切り、両面に塩、コショウ、ニンニク1かけのみじん切りをまぶす。 カシューナッツ150gをミキサーで粗い顆粒状に。小麦粉適量、とき卵1個分、カシューナッツの順にレバーに衣をつけ、油で揚げる。 1日1回で数週間続ける。

▼疲れ目、目の乾燥に
薄切りの牛レバー60gとクコの実30gをスープ3カップで煮たものを食べる。

▼むくみ、胸やけ、のどのつかえに
薄切りの豚レバー120gをネギとショウガのみじん切り各10g、納豆10g、粉ザンショウ3gと一緒に炒めて食べる。

▼肺結核の回復促進に
豚レバーペーストを乾燥させて粉末にしたものにシランの根茎の粉末を3対1の割合で加え、均一になるように混ぜる。 1日3回、15gずつ、白湯で溶かして飲む。