思春期鬱病(うつ病)(摂食障害による鬱病)
拒食症や過食症などの摂食障害から『思春期鬱病(うつ病)』が発症することもあります。
■「思春期鬱病(うつ病)」とは?
「摂食障害」に欝病が合併することもある
以前は、「鬱病(うつ病)」は若い女性には少ないといわれていましたが、最近は増加する傾向にあります。
その背景にある問題の1つは、「摂食障害」です。
「摂食障害」とは、”やせたい”という願望が非常に強くなって食べられなくなる
「拒食症(神経性無食欲症)」と痩せたいのに過食してしまったり、
過食しては食べたものを嘔吐したりする「過食症」のことです。
拒食症では、過度なダイエットからホルモンバランスが乱れ、鬱病(うつ病)を発症する危険性があります。
また、過食症も、精神的なストレスが大きく関係しているので、鬱病(うつ病)になるリスクを抱えているといえます。
そのため、摂食障害があると、鬱病(うつ病)を合併しやすくなるのです。
摂食障害の治療では、まず、カウンセリングや食事指導が行われます。しかし、重症になると命に関わってくることもあるため、 入院し、医師の管理下で体重を増やす「行動制限療法」などが必要になる場合もあります。 併せて、抗うつ薬や精神安定剤を使った治療が行われることもあります。