腰痛を体操で改善
腰痛に効果のある体操を紹介します。毎日行うことで、腰痛が改善されるだけでなく、予防にも役立ちます。
■髄核のずれを戻し、骨格を整えることで腰痛を改善する
腰痛が起こる人は、背中の筋肉が硬く、血流が滞っていることが多く、また、椎間板の中にある髄核の位置がずれるのも原因の一つと考えられます。 下図①で紹介する「これだけ腰痛体操」」は、髄核の位置を元に戻し、背筋の滞った血流を改善することができ、予防と痛みの改善両方に効果的です。 腰痛の改善のためには、腰にかかる負担を増やさないことも大切です。 下図②③で紹介している体操は、腰以外の関節の可動域を広げることで、腰にかかる負担を腰以外のほかの関節に分散させることができます。 また、筋肉をしっかり伸ばし、骨格を整えることで、痛みと姿勢の改善にも役立ちます。 まずは自分ができそうな、気に入った体操から始めてみましょう。ただし、体操中にお尻から足にかけて痛みや痺れがある場合は中止して、 医療機関を受診しましょう。
【髄核はどこにあるの?】
背骨では、いくつもの椎体が積み重なっています。椎体の間にある椎間板はクッションの役目をしていて、
この椎間板の中央にあるのが髄核です。前かがみや猫背の姿勢を続けると、この髄核が神経のある後方へずれます。