腰痛借金をためない

腰痛の予防には、普段から腰にやさしい姿勢を取り、腰に負担をかけないことも大切です。


■”腰痛借金”をためない

腰痛借金とは、前かがみや猫背のような姿勢を長くとり続けることによって、腰に負担がかかり続けている状態のことです。 例えば、長時間パソコンを使うなどして、前屈みや猫背の姿勢を続けていると、背骨の椎間板の中央にある髄核が後方にずれてしまうことがあります。 このような姿勢を取り続けていると、背中の筋肉が必要以上に収縮してしまい、腰への負担が大きくなることがわかっています。 腰痛借金がたまると、髄核が元の位置に戻らず、後方にずれたままになります。 すると、些細な動作によって、ある日突然、ぎっくり腰や椎間板ヘルニアなどが起こる可能性が高くなります。 こうした腰痛を起こさないためにも、普段から腰痛借金をためないようにしましょう。 そのためには、日常生活の中で、腰にやさしい姿勢(下図)をとるとともに、 「これだけ腰痛体操」「ぎっくり腰体操」を併せて行うようにしましょう。