狭心症・不整脈が原因の脳梗塞対策に『ミミズ酵素』

血管の詰まりを強力に抑え、狭心症も、不整脈が原因の脳梗塞も防ぐと期待の『ミミズ酵素』。 ミミズ酵素の原料は、適切な養分を含んだ飼料で清浄に育てられたレッドウォームという食養のミミズです。 この食用ミミズを特殊な技術で凍結・乾燥したものが「ミミズ酵素(ルンブルキナーゼ)」と呼ばれ、 いくつかの種類の商品が市販され、話題を呼んでいます。 ミミズは、古代から漢方薬や民間薬として使われ、解熱・鎮痛・抗炎症作用があるとして珍重されてきました。 そして、最近になって、ミミズに血栓を溶かす働きのある酵素が発見されました。 この働きは1983年に初めて国際学会で発表され、大きな注目を集めるようになりました。


■ミミズ酵素食品

●血管の詰まりは誰にでも起こる

心臓は、収縮と弛緩を繰り返すことで全身に血液を送り出す臓器です。心臓のポンプ作用は、主に心筋によって行われています。 心筋が正常に活動するためには、十分な酸素と栄養が必要です。ところが、冠状動脈の動脈硬化が進んで血液の通り道が狭くなると、 心筋への血流が悪くなります。その影響で心筋の酸素や栄養が不足すると、心拍が乱れる不整脈が起こったり、 胸が痛む狭心症が起こったりします。また、血液がドロドロになって血栓ができ、冠状動脈に詰まると、心筋は酸欠状態に陥ります。 すると心筋梗塞が起こります。心筋梗塞や脳梗塞など命に関わる病気は、血栓が血管を防ぐことによって発症するので、 血栓症とも呼ばれています。血栓は40代で約20%、50代で約34%、60代で約50%、 70代ではほぼ全員に生じると言われています。 血栓ができても、血管を塞ぐ前に溶かされる場合が多いのですが、その働きは年を取るほど衰えてくるため、 中高年の人ならだれでも血栓症になる可能性があります。血栓症を防ぐには、血液をドロドロの状態にしないことが重要です。 そのためには、脂肪・塩分・糖分を控えた食事を心がけ、適度な運動を習慣づけましょう。 それに加えて、動脈硬化や血栓の予防に役立つ食品(納豆・魚油・黒酢・緑黄色野菜・海藻・キノコ・緑茶など) を積極的に摂るのがおススメです。


●血栓を溶かし、血流もアップさせる

さらに最近、体内で血栓を溶かす作用が抜群に強い食品が見つかりました。それは、適切な養分を含んだ飼料で清浄に育てられた 『レッドワーム(食用ミミズ)』を原料とする酵素食品です。 食用ミミズは、野外でよく見られるミミズとは違い、体長が5~10cmほどで胴体が長く、赤い色をしています。 食用ミミズは、古代から民間薬として、ヨーロッパや中国で解熱・鎮痛薬や炎症の抑制、利尿、滋養強壮などに用いられてきました。 そして、今から30年ほど前に血栓を溶かす特殊な酵素「ルンブロキナーゼ」が 豊富に含まれていることが突き止められ、国際血栓阻止学会で発表されたのです。

その後の研究で、ミミズ酵素の作用は医薬品並みに優れていることがわかりました。 しかも、血管の組織に詰まった微細な血栓まできれいに取り除いてくれるのです。 心筋梗塞や脳梗塞の患者さんに対し、病医院でよく点滴注入するウロキナーゼやt-PAという薬は、体内でプラスミンという 血栓溶解酵素を作り出すことで間接的に血栓を溶かします。 これらの薬は血栓に直接働きかけないので溶解作用が弱く、持続時間も短い上、発作後2~3時間以内に投与しないと 副作用(血が止まらなくなるなど)が生じることがあります。 一方のミミズ酵素は、口から摂取できる手軽さがあり、胃腸で分解されにくいので、血栓を直接溶かす作用が長時間持続します。 しかも、発作を起こしてから数時間後~数日後に使用しても、血栓を溶かす作用が得られる場合が多いのです。 ミミズ酵素には、血栓のもとになる血小板の凝集を抑える作用や、血管を拡張させて血流をアップさせる作用もあることが 報告されています。

ミミズ酵素によって、脳梗塞の後遺症(半身麻痺・手足にしびれ・脳血管性認知症など)が改善したり、 再発が抑えられたりした例が世界各国から続々と報告されています。なかには、脳梗塞を発症して半年以上が経過し、 後遺症による麻痺が残って寝たきりだった人が、ミミズ酵素を摂ったら起き上れた、という例もあります。 ある患者さんは胸痛があり、冠状動脈に狭窄が見られたため、医院で血栓溶解作用の治療を受け、 血小板の凝集を抑える薬を服用していました。その副作用で肝臓の働きが低下し、体調も悪かったのですが、 ミミズ酵素食品を摂ったところ数日で改善しました。また、狭心症と診断され、薬では胸痛などの症状が取れなかった患者さんも、 ミミズ酵素食品を摂って元気になりました。このほか、不整脈が原因で脳梗塞を起こした患者さんが、 ミミズ酵素食品を摂って30時間で歩けた例もあります。

ミミズ酵素食品は、食用ミミズを原料とする天然の食品なので副作用の心配がないことも利点です。 血栓症が心配な年代な人は、予防の一助として活用としてはいかがでしょうか。 また、既に不整脈や狭心症・脳梗塞などを発症して治療を受けている人は、担当医師と相談のうえで、 ミミズ酵素食品を用いるようにしてください。


●ミミズ酵素の働き

▼血栓溶解作用
病医院で使われる血栓溶解薬は血栓溶解酵素を作ることで血栓を間接的に溶かすが、ミミズ酵素は血栓を直接溶かすため、 働きが強力とされる。

▼血流アップ作用
血栓を直接溶かすため、血流が大幅にアップする。そのため、高い血圧や血糖値が下がり、 多くの生活習慣病や不快症状を改善する働きが期待できる。

▼改善作用が報告された病気や症状
心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、脳梗塞の後遺症(麻痺・ボケ)、糖尿病、下肢動脈閉鎖症、ED、間欠跛行、静脈瘤、 頭痛、めまい、高血圧、その他