不眠が原因の不整脈・狭心症に『沖縄眠り草』

不整脈も狭心症も不眠が重大原因のため、熟睡すれば治る人が多く『沖縄眠り草』で一挙に克服した人が続出しています。 不眠は心臓の働きを確実に乱して、不整脈・狭心症を招く重病で、発作を防ぐには熟睡が絶対不可欠。 『沖縄眠り草』は、薬だのみの重い不眠でも治る人が続出し、熟睡できて不整脈などの予防にも役立ちます。

■日本人の4割は睡眠時間が6時間以下

不整脈や狭心症を始めとする心臓の発作は、さまざまな原因で起こりますが、不眠もその一つです。 成人が健康を維持するためには、一般に1日7~8時間眠る必要があるとされています。 睡眠時間と寿命の関係を調べた研究でも、1日7時間眠る人が最も長寿であるという結果が出ています。 ところが、ある調査によると、私たち日本人の約4割は平均睡眠時間が6時間以下なのです。 加えて、特に中高年の多くは、「寝床に入っても寝付けない」「夜中に何度も目が覚める」「睡眠時間を十分取っているのに、 目覚めがスッキリしない」といった悩みを抱えているようです。 問題は、こうした不眠を自覚している人の中で、医師の診察を受けるなど解消のための対策を取っている人が、 約半数しかいないこと。不眠を深刻なものと考えず、何となく放置している人がそれだけ多いわけですが、 これは心臓の発作の引き金となるため、危険です。


なぜ、不眠を放置すると心臓によくないのでしょうか。多くの場合、睡眠中は心拍数や血圧が下がります。 そのため、心臓にかかる負担が日中に比べて軽くなるのです。この作用を担っているのが体内の自律神経です。 自律神経には、活動時に働く交感神経と、安静時に働く副交感神経があります。 交感神経が優位な時には心拍数が上がり、副交感神経が優位な時には下がります。 睡眠中に心拍数が下がるのは、副交感神経が優位になるためです。しかし、睡眠時間が短かったり、熟睡できなかったりすると、 逆に交感神経が優位になってしまうため、その影響で心拍数が乱れやすいのです。 私たちは、交感神経と副交感神経のバランスがうまく取れていることによって、健康を保っています。 不眠が続くと、このバランスが崩れてしまい、不整脈や狭心症を招くと考えられます。

自律神経のバランスが崩れる影響は、心拍数だけにとどまりません。交感神経が優位になると、血管が収縮するため、 血流が悪化します。睡眠中に下がるはずの血圧も下がりにくくなるため、本格的な高血圧に陥るのです。 その結果、狭心症を招き、しまいには心臓の血管が完全に詰まる心筋梗塞を引き起こすこともあります。 このことから、自律神経のバランスを保って不整脈や狭心症を抑えるには、熟睡することが必要なのです。 さらに熟睡中は成長ホルモンが分泌されて、心臓などの傷ついた血管を修復するという利点もあります。 不眠の人は、血管を修復する時間が十分に保てない分、動脈硬化が進みやすいでしょう。 これも心臓病の一因となるのです。


●心臓発作の危険度を3~4割上げる

最近、不眠の人ほど心臓発作が起こりやすいという研究結果が、米国の心臓協会の医学誌に発表されました。 1995年から2年間にわたって、約5万3000人の男女に睡眠習慣に関する質問を行い、その後11年間、追跡調査を行っています。 この調査によると、11年間で約2400人が心臓発作を発症。なかでも寝付きが悪く入眠障害の疑いのある人は、 そうでない人に比べて45%も心臓発作を起こす危険度が高いとわかったのです。 また、夜中に何回も目が覚めるという人は、そうでない人に比べて心臓発作の危険度が30%高くなりました。 寝覚めがスッキリしない人は、27%高くなるという結果が出ています。 この研究結果からも、心臓の発作を抑えるには、熟睡が欠かせないということがうかがえます。 時間だけでなく、睡眠の質も大事というわけです。

このページの最初で、1日7時間寝る人は最も長寿であるとという研究結果を紹介しました。 同じ研究で、1日に10時間以上寝る人は、むしろ寿命が短いという結果が出ています。 必ずしも長くなればいいわけではなく、毎日7時間程度、質のいい睡眠を取ることが、不整脈などの予防や改善につながると 期待できます。不眠は、不整脈や狭心症以外にも、さまざまな不調の引き金になります。 例えば、免疫力を担う血液中の白血球の働きが衰えるため、癌を招きやすいと言われています。 さらに、不眠が長期化すると、鬱になる場合もあるのです。不眠に悩んでいる人は、決して放置せず、 早めの診察を受けるなどの対策を取ってください。


■クワン草(沖縄眠り草)

「眠くなる草」とも呼ばれた沖縄の野菜

心臓の拍動が突然乱れる不整脈や、胸やその周辺が痛む狭心症は、不眠と深く関わっています。 睡眠時間が短かったり、熟睡できなかったりすると、血流や心拍を司る自律神経の働きが乱れて、心拍数が乱れやすくなるのです。 また、睡眠中に分泌される成長ホルモンには、動脈硬化などによって傷ついた血管を修復する働きがあります。 慢性的な不眠に陥ると、心臓に酸素や栄養を供給している血管の動脈硬化が進み、狭心症や心筋梗塞にもつながります。 このため、不整脈や狭心症を予防・改善するには、不眠の解消が肝心。しかし、現代人は多忙だったり、ストレスが重なったりして、 熟睡できていない人が多いのです。一般に、不眠の治療には睡眠導入剤や安定剤といった薬が使われます。 このような薬で、不眠が解消する人もいますが、胃の不調や昼間の眠気といった副作用の心配があることも否定できません。

では、副作用の心配もなく、不眠解消に役立つ手段はないものでしょうか。 実は、寝つきをよくして深い眠りをもたらすと、注目を集めている沖縄の伝統野菜があります。 それが「クワン草」です。クワンソウは、ユリ科の多年草で、沖縄諸島から台湾にかけての亜熱帯地域に 自生します。夏に鮮やかなオレンジ色の花を咲かせ、葉は食用になります。 クワン草が多く生えている沖縄では、現在に至るまで煮込み料理や炒め物の材料として利用されています。 加えて、不眠や興奮、イライラの解消に役立つ薬草としても知られ、ニーブイ草(眠くなる草)の別名もあるほどです。 最近、クワンソウは不眠の解消に役立つ食品として、沖縄だけでなく日本全国で活用され始めています。 ここでは、「沖縄眠り草」と呼ぶことにしましょう。


●深い睡眠の時間が40分も増えた

沖縄眠り草に大量に含まれる「オキシピナタニン」というアミノ酸に似た成分が注目されています。 沖縄眠り草が不眠の解消に役立つのは、主にオキシピナタニンが脳に働きかけると考えられるのです。 そして、この仮説を実証するためにある実験が行われました。その実験は次のようなものです。

同一条件で飼育した生後2ヶ月半のマウス16匹を用いた試験を行いました。16匹中9匹には、オキシピナタニン入りの食品を 適量与え、残りの7匹には水飲みを与えたのです。その結果、オキシピナタニンを与えたマウスの睡眠量は、 水のみを与えたマウスに比べて、平均で約60分も増えていました。 さらに、別の試験では14匹のマウスを2つのグループに分け、一方にはオキシピナタニン入りの食品を、もう一方には 水のみを与えました。そして、脳波を測定して睡眠状態を調べると、オキシピナタニンを与えたマウスに比べて、 ノンレム睡眠(深い眠り)の合計時間が、約40分も増加。覚醒時間は約25分減っていたのです。 これは、オキシピタニンの摂取によって、睡眠に質が良くなったことを示します。 睡眠の質を決めるのは、レム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠です。 年を取ると、睡眠時間が短くなり、それに伴ってノンレム睡眠の合計時間も短縮されます。 これは睡眠の質が悪いということであり、不整脈や狭心症を招く危険も大きくなります。 オキシピナタニンを摂ったマウスは、ノンレム睡眠の合計時間が増えました。 つまり、睡眠時間を増やすだけでなく、睡眠の質も良くすることが証明されたのです。


●寝付きが良くなり、深く眠れた人が続出

人間を対象とした調査についても紹介しましょう。この調査では、20~80代の男女385人の協力を得て、 沖縄眠り草の食品を1ヵ月間、寝る前に摂ってもらっています。 そして翌日、385人に対して睡眠に関するアンケートを行いました。 その結果、睡眠時間が増えたと答えた人が全体の27.5%に上り、増えた睡眠時間は平均70分でした。 睡眠の質については、全体の58.4%が「よくなった」と回答。 詳しい改善内容を聞くと、「眠りが深くなった(52%)」「寝つきがよくなった(40%)」「起床時間までぐっすり眠れた(35%)」 といった回答が上位を占めました。 このように、沖縄眠り草は寝付きの悪さを解消し、自然な熟睡をもたらしてくれます。 食品なので副作用の心配もないし、薬に頼りきりだった重い不眠が解消したという人も大勢います。 不眠が解消すれば、自律神経の働きの乱れが解消するうえ、就寝中に心臓周辺の血管が修復されます。 その結果、不整脈や狭心症の予防・改善にもつながると期待できるのです。

生の沖縄眠り草は、沖縄県の青果店などで売られることもありますが、入手は簡単ではないようです。 沖縄眠り草から抽出したオキシピタニン入りのサプリメントもあるので、興味があれば試してみるといいでしょう。 一部の健康食品店や、通信販売などで入手できます。