不整脈や狭心症の発作ストップ一覧

不整脈や狭心症の発症を未然に防ぐ方法が一目でわかる「発作ストップ一覧」

■自律神経の乱れを正す運動や息止めを行う

不整脈や狭心症には、いろいろな傾向があります。先述した「10秒息止め」のように、 発作そのものの解消が期待できる方法もありますが、やはり、まずは予防が第一。 心室細動のように、一旦起こると命に関わるものもあるからです。 不整脈や狭心症が起こる原因の一つに、自律神経の乱れがあります。 特に、現代人の中にはストレスが溜まったり睡眠が不足していたりして、 自律神経のうちの副交感神経がうまく働かない人が多くいます。 その結果、心臓の拍動に異常が起こったり、心臓を養う血管が痙攣して狭心症の発作を招いたりします。 これらの発作を予防・改善するには、自律神経の乱れを正すことが重要です。 例えば、不整脈の中で最も多い期外収縮を防ぐには「背筋伸ばし」「脈正し整体」などを行うといいでしょう。 これらの運動は、ストレスを和らげて副交感神経を優位にし、心臓の拍動を正すのに役立ちます。 上室頻拍の場合は、副交感神経に働きかける迷走神経を刺激する「10秒息止め」を行うと、治まる人が多いようです。 また、脳梗塞も招く心房細動は、心臓をリラックスさせる「心臓若返りヨガ」で、予防・改善が期待できます。 心室細動や狭心症を防ぐには、食生活の改善も必要。発作の予防には、野菜と魚をたっぷり摂る「魚採オードブル」 が効果的です。このほか、狭心症の予防には、アロマオイル(精油)の香りをかぐ「3種のアロマ」も役立ちます。 心室細動の場合は一刻を争うため、家族や周囲の人が発作を起こした時の対応についても知っておきましょう。 駅や空港、ショッピングセンターなどに設置されているAED(自動体外除細動器)は、 心室細動によって失神した人の意識を回復させるための機器です。使うときはAEDの音声案内に従ってください。 運動や魚採オードブルのやり方などについては、下記の一覧を参考にしてください。


期外収縮 ストレスをできるだけ減らすことが大切。まずは、 「腹式深呼吸」「背筋伸ばし」を試してみる。 また、「脈正し整体」を行って、 心臓にかかる負担を減らすのも効果的。
上室頻拍 迷走神経を刺激して、副交感神経を優位にするのがよく、 「10秒息止め」が効果的。
心房細動 心臓をリラックスさせる働きがある。 「若返りヨガ」が効果的。
心室細動 食生活の改善が必要で、狭まった血管を広げる 「魚採オードブル」が効果的。 心室細動は突然死につながりやすいので、発症したら直ちに周囲の人が心臓マッサージを行うか、 AED(自動体外除細動器)を使う。
狭心症 発作が起こらないよう「3種のアロマ」で予防する。 心室細動の項にある「魚採オードブル」も効果的。