アルコール性肝炎
■症状と特徴
アルコール性脂肪肝を持っている人の20%に発症します。 症状は、全身の倦怠感、食欲不振、黄疸、肝臓の腫れ、発熱、嘔吐、下痢などです。 重症化すると、意識障害や出血傾向、腹水なども現れ、死に至ることもあります。
■原因
アルコールの摂り過ぎによって、肝細胞の風船化、壊死、炎症性変化(白血球の浸潤)が起こることで発症します。
■治療
禁酒と安静は不可欠です。重症ならステロイド薬や血漿交換、持続的血液濾過透析、白血球除去治療などを行い、 必要に応じてアルコール依存症の治療も行います。