アルコール性肝硬変
■症状と特徴
過度の飲酒によって肝臓が障害を受け、肝臓の線維化が進み、肝臓が硬くなった状態です。 アルコール性肝硬変では最終的に肝臓が小さくなります。 症状はウィルス性肝硬変と同じで、黄疸、腹水、肝性脳症、むくみ、クモ状血管腫(クモが手足を広げたような赤い斑紋)、女性化乳房、手のひらの赤み、 食道胃静脈瘤)などがみられます。患者数の20%は、肝炎ウイルスの合併がみられ、また、 肝癌の合併率も高くなります。飲酒を継続すると死亡率が高くなります。
■原因
日本酒換算で5合以上の飲酒を毎日20年続けると多発します。女性は12年ほどで起こることもあります。 肥満や糖尿病がある人は飲酒が3合ほどでも アルコール性肝硬変になることがあります。また、そうなると死亡率も高くなります。
■治療
肝硬変と同じ薬物療法と生活習慣の改善を行います。