肩こり・腰痛解消に効果的な食品『黒ニンニク』

肩こり・腰痛の解消には ニンニクの10倍の抗酸化力で血流を促す「黒ニンニク」が効果的です。 また、黒ニンニクは脳梗塞・心筋梗塞などの予防にも適しています。


■冷え

体が冷えると肩こり・腰痛を招く

冬は当然のことながら、夏でも体の「冷え」を訴える人が少なくありません。 夏に冷えを感じる主な原因は、冷房にあります。 会社や電車などの冷房の温度は自分の好みで調整できないので、頭や肩に冷えを感じていても、それに耐えながら 仕事をしたり、電車に乗ったりしている人が多くいます。 また、自宅の冷房でも、自分にちょうどいい温度に設定していたとしても、知らず知らずのうちに 足腰が冷えてしまっていることが少なくありません。 このような冷えの状態が長期間続くと血流が慢性的に滞るようになり、肩こりや腰痛などの不調を招く怖れが大きくなります。

肩こりや腰痛を招く血流の停滞に有効な食品の一つに、「ニンニク」があります。 ただ、ニンニクの血流促進作用を十二分に得るには、ニンニク料理の具材として食べるよりも、 もっといい摂り方があります。 それは、健康効果が非常に大きい食品として注目を集めている『黒ニンニク』を摂ることです。


●黒ニンニク

ニンニク特有の不快臭がほとんどない

『黒ニンニク』とは、生ニンニクを微生物を添加せずに、約65℃以下の温度と湿度を保ちながら、 約1ヶ月間「発酵→熟成→乾燥」させたものです。見た目は普通のニンニクと変わらないのですが、 割ってみると真っ黒の実が詰まっていて、味は独特の辛味が抜け、レーズンやフルーツのように食べやすくなっています。 黒ニンニクには、熟成させることによって臭いの原因となる揮発性のイオウ化合物アリシンが減るため、 食べた後に吐息とともに体内から臭ってくるニンニク特有の不快臭がほとんどないのが特徴で、 生ニンニクの栄養価はそのままに、ニンニクパワーを最大限に生かした健康食材です。

◆抗酸化力が生ニンニクの10倍!

黒ニンニクは、生ニンニクに比べて抗酸化作用が高いとされる「ポリフェノール」が約5~10倍にもなり、 その結果、SOD活性は生ニンニクに比べ約4倍に上昇、ニンニクパワーも最大限にアップします。 そして、冷え症改善、肩こり・腰痛改善、コレステロール低下、動脈硬化改善、心疾患予防などの効果が 生ニンニクよりも著明に増強することが明らかになっています。 つまり黒ニンニクには、身体を酸化させない力が生ニンニクに比べて強力で、 さまざまな生活習慣病を引きこすといわれる活性酸素の除去に大変効果があると言えます。

◆特効成分「S-アリルシステイン

これらの健康効果は、黒ニンニクに特有の「S-アリルシステイン」という無臭の水溶性成分によるものと考えられます。 S-アリルシステインは、ニンニクの臭い成分(アリシン)のもとになるアリインが、C-Sリアーゼという酵素によって分解されて生じます。 残念ながら、S-アリルシステインは生のニンニクにはほとんど含まれていません。 黒ニンニクを摂れば、S-アリルシステインの働きによって全身の血流がグンと促され、肩こりや腰痛の原因となる 老廃物や疲労物質が速やかに回収されます。実際に、黒ニンニクを常食している人の中には、腰痛や肩こり、冷え性が 著しく改善したと実感する人が大変多くいます。

◆黒ニンニクの摂り方

肩こりや腰痛を改善するために黒ニンニクを摂る場合は、ドラッグストアや通信販売で市販されているものを摂ればいいでしょう。 最近では、黒ニンニクのエキスを抽出したサプリメントも市販されています。 黒ニンニクは、生のニンニクに含まれる全ての刺激成分が変化しているため、胃腸の弱い人でも安心して食べられます。 また、ニンニク特有の食後の口臭もあまり気になりません。 肩こりや腰痛に悩む人は、ぜひ黒ニンニクを利用してみてください。