「減塩」体験談
減塩で8kg痩せ、十年来の薬をやめられた! 夫の高血圧も薬なしで、基準値内を維持。
■薬をやめても安定し、130ミリは超えない
徳島県・68歳・自営業・女性
私が降圧剤を飲み始めたのは、今から10年ほど前のことです。若いときから、血圧はやや高めでしたが、 40代までは仕事や育児に追われ、気にする余裕がありませんでした。 ただ、50代に入ってからは、自分の血圧が気になるようになりました。 実は、私の父は高血圧から脳溢血を起こし、まだ50代の若さで亡くなっていました。 「高血圧は怖い」という思いがあったのです。 50代に入って健康診断を受けたところ、最大血圧が150ミリを超えていました。 そこで近所の医者にかかり、降圧剤を飲むようになりました。 それ以降、毎年定期健診の数値を医師に伝え、薬を出してもらい、そのを飲むだけ、という状況が5年間続きました。 その医師には、ろくに診察をしてもらえず、さすがにこのままではいけないと思い、電話帳を開いて見つけたのが 坂東正章先生が病院長を務める坂東ハートクリニックでした。 平成18年秋から通院し始めましたが、これがまさに大当たりだったのです。
先生のクリニックでは、診察前に看護師による問診があります。そこで、自分の体調や悩みなどを詳しく話すことができます。 日頃から抱いている健康についての不安があれば、ここで相談することもできます。 加えて、診察では坂東先生も十分に話を聞いてくださいました。そして「心配ないよ」と坂東先生が言ってくださったことが、 その後の私の大きな心の支えともなったのです。 先生の治療方針を聞いた後、管理栄養士による食事相談もあります。そこで、減塩の工夫などを教えてもらいました。 私の場合、降圧剤を飲みながら食事を変え、かつ、運動を行うようにしたのです。 食事では、減塩のためにいろいろな工夫をするようになりました。 意外に塩分の含有量が多いハムや練り物などは食べるのを控えたり、ストレスがあると、よく食べていたアンパンの量を できるだけ減らしたりしました。野菜はドレッシングをつけずに食べるようになりました。 他にも、食事はまず野菜から食べ始めるようにしたり、口に運んだ食事はそれぞれ30回以上噛んだりなど、心掛けたことはさまざまです。
また、今では50分のウォーキングを1年に350日は行っています。 通院し始めたとき53kgあった体重(身長150cm)は、45kgまで落ちました。 こうして食事の配慮と運動を続けながら、徐々に薬の量を減らしていきました。 そして、去年7月には、降圧剤を完全に飲まずに済むようになったのです。 その時も先生は「冬は血圧が上がりやすいですから、血圧が少し上がり気味になってきたらまたまた少し薬を飲みましょう」と言ってくれました。 今年の冬、毎日毎晩、血圧を測っていましたが、最大血圧は140ミリを超えることなく、降圧剤のお世話にもならずに済んだのです。 現在も、血圧は安定し、上が130を超えることはめったにありません。 下も60~70ミリ台です。今後もこの様態を維持したいと思います。