高血糖・糖尿病対策に『白菜と牡蠣の鍋』

冬ならではの食材である白菜牡蠣は、ぜひ愛食お勧めです。 共通しているのは、どちらも血糖値を下げる貴重なミネラルが豊富であること。 特に食品の栄養価は旬に充実しますから、毎日のメニューに応用すれば、楽々美味しく高血糖を脱出する決めて食となります。


■白菜の食物繊維にも、注目のデータ有り

白菜が血糖値の上昇を抑える理由としてまず挙げられるのは、 「セレン」というミネラルの働きといえるでしょう。 というのも、セレンはインスリンの分泌を促進させるといわれているからです。 また白菜に豊富な食物繊維の作用も重要でしょう。 食物繊維には大きく分けて水に溶ける水溶性、水に溶けにくい不溶性の、二種類がります。 そして、白菜に含まれる食物繊維は不溶性です。

ある実験報告によれば、肥満女性を対象に、不溶性の食物繊維を摂取した群と摂取しなかった群を比較したところ、 後者よりも前者の方が、インスリンの感受性が改善されたそうです。 インスリン感受性とは、わかりやすくいうと「インスリンの効き目」を示したもの。 それが改善されれば、インスリンによる血糖値の下降がより効率的に促されるようになります。


■牡蠣の亜鉛でインスリンが作られる

牡蠣が「海のミルク」と呼ばれるのは、完全とも思われるように、栄養が凝縮された食品だからです。 特に、亜鉛や鉄などのミネラル、アミノ酸の一種であるタウリンのほか、ビタミンA、B1、B2などのビタミン類が 豊富に含まれています。 特に、牡蠣に含まれている亜鉛は血糖ををコントロールする上で重要なホルモン、インスリンの材料となる成分です。 この亜鉛が不足するとインスリンを効率的に作ることができません。 次に、必須栄養素であり、インスリンを助ける働きをする三価クロムも牡蠣には豊富に含まれています。 三価クロムの不足が糖尿病発症につながる可能性があるといわれるほどの重要な成分でもあります。

その他、アミノ酸の一種で、インスリンの分泌を促す作用があり、糖尿病の予防・改善に役立つタウリンも牡蠣には含まれています。 不足がちな栄養を補充し、インスリンをサポートできる牡蠣は、積極的に食べていきたい食品の一つですl

【関連項目】:『亜鉛』