筋肉年齢判定法

■筋肉年齢

80歳の人でも筋肉は増やせる

筋肉は、使わなければどんどん衰えてしまいます。 入院で一日中ベッドに寝ていると、2日で1%の筋肉量が減少するといわれるほどです。 さらに、筋肉が衰えると、関節に負担がかかるため関節痛を引き起こす原因にもなります。 しかし、80歳を超えても、筋肉トレーニングで筋肉量が増えたという報告があるように、 筋肉はいくつになっても鍛え増強することができます。 そこで、まずは現在の自分の筋肉年齢を導き出すことから始めましょう。

■まずは見かけ年齢を算出する

筋肉年齢を算出するには、暦年齢ではなく、自分は実際に何歳に見えるかという「見かけ年齢」 を設定することが必要です。見かけ年齢とは、衰えの現れやすい肌や髪についての15の質問から導き出されます。 ①肌に張りやツヤがなくなってきた、⑩肌全体がくすんできた、というように顔全体の印象。 さらに②⑥⑦⑨のように、目の周りの小ジワが気になる、目じり・口角が下がってきた、あごがたるんできたというような 部分的に顕著に現れる老化のサイン。⑫抜け毛が気になる⑬白髪が目立ってきたというように、 体の一番表面を覆っている皮膚や髪にさまざまな老化のサインが認められるということは、 見かけだけにとどまらず体内でも老化が進んでいることを示す目安になります。

これらの質問に対し、自分の回答が「ＹＥＳ」ならば２点、「どちらでもない・わからない」という場合は１点、 「ＮＯ」ならば０点として総得点を出してください。 そして、ここがポイントになりますが、「若返り得点」として、周囲の人に自分が何歳に見えるかを聞き、 実年齢との差を算出します。実年齢が50歳で、周囲から45歳に見えると評価されれば、マイナス5歳とし、 55歳に見えるといわれれば残念ながら5歳プラスとなるわけです。 実年齢に若返り得点を反映させたものに、先ほどの15の質問に対する総得点を加算します。 この数値が、あなたの「見かけ年齢」です。

■筋肉年齢は30歳が理想

では、上記の「見かけ年齢」を踏まえて、「筋肉年齢」を算出しましょう。 ここでも筋肉の若さを判定する１５の質問に「ＹＥＳ」「どちらでもない・わからない」「ＮＯ」のいずれかで回答します。 ①～⑦のように、立ち上がるときに「ヨイショ」と声が出る、買い物は帰りの荷物が重いのでうんざり、 階段よりエスカレーターを使う、歩くより乗り物を使うことが多い人は、筋肉量が減って筋力が弱まっているために、 立ち上がったり、歩いたり、荷物を持ったりという日常生活がおっくうになっています。 ⑩片足立ちで靴下が履けない、⑭のつまずいて転びそうになることが多いというのも、筋力が衰えている証拠。 見かけ年齢と同じ方法で総得点を計算してください。 さらに、筋肉年齢の「若返り得点」のポイントは運動。週のうち４日以上何らかの運動をしている人はマイナス５歳とします。

結果は、筋肉年齢が30歳に近いほど優秀ということになります。 筋肉年齢が、実年齢より高く算出されてしまった人や、30歳と大きくかけ離れてしまった人は、今日からでも遅くはありません。 筋肉のトレーニングに励みましょう。筋肉は鍛えれば鍛えるほど増強できます。 簡単なものからでいいので、健康長寿の実現のためにがんばって欲しいと思います。

■スポーツ用品専門店

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