健康食材『黒ニンニク』

老化を防ぐ成分が充満!若返り効果の期待大!臭いも気にならない黒ニンニク


■悪玉コレステロールを減らす!

ミネラルやアミノ酸を豊富に含むニンニクは、滋養強壮効果、疲労回復効果、殺菌効果などがある食材として、 昔から広く親しまれてきました。最近、癌予防の効果が期待できる食品No.1として挙げられたこともあり、 ニンニクの抗腫瘍(抗癌)効果、抗酸化作用が注目を浴びています。 そして、最近の研究では、ニンニクに含まれる「S−アリルシステイン」という成分が、 高い抗腫瘍効果や抗酸化作用を持つということがわかってきました。 また、S−アリルシステインは、血液中の悪玉コレステロールを減らす作用にも優れているのです。 2007年の韓国、慶星(キョソン)大学の研究によると、ニンニクを食べた人のグループでは、 2時間後に血液中の悪玉コレステロールの数値が1/4に減るという劇的な結果が出ています。 食べない人のグループでは、何の変化も見られませんでした。 悪玉コレステロールは、動脈硬化を始め、脳卒中や心臓病など、生活習慣病を引き起こす大きな要因の一つです。 悪玉コレステロールを減らすニンニクを、日常的に食べることは、これらの病気の予防に役立つでしょう。

ところで、S−アリルシステインには、ニンニクを熟成・発酵させる過程で生成されるという特徴があります。 生のニンニクにも含まれているのですが、ニンニクを熟成・発酵させて黒ニンニクにすると、飛躍的に含有量が増えるのです。


●ほんのり甘くて、ドライフルーツのよう!

強い抗酸化作用を持つ、ケセルチンなどのニンニクポリフェノールの含有量も、黒ニンニクでは、生ニンニクの4倍になります。 また、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルや、たんぱく質のもとになる各種アミノ酸の含有量も、黒ニンニクでは、 軒並み増えるという結果も出ています。体の酸化は、イコール老化と言えるでしょう。皮膚が酸化すれば、 肌の弾力や透明感が失われてシワやたるみ、くすみなどが出てきます。 血管が酸化すれば、硬く、もろくなります。そして、細胞が酸化すれば、癌化しやすくなるのです。 抗酸化作用を持つポリフェノールが増えるという点から見ても、黒ニンニクは生ニンニクに比べて、老化予防効果や若返り効果が、 いっそう期待できると言えるでしょう。

もう一つ、黒ニンニクの優れた点は、ニンニク特有の臭いをほとんど気にせず、安心して食べられるということです。 ニンニクは好きだけれど、あの臭いが気になって、食べたくても食べられないという人にも、まさにうってつけと言えるでしょう。 独特のニンニク臭は、ニンニクの「アリイン」という成分が、「アリイナーゼ」 という酵素によって分解されることで発生します。 しかし、発酵・熟成の過程でアリイナーゼの働きが抑えられるようで、黒ニンニクは、特有の臭いが激減するのです。 実際に食べてみるとわかりますが、黒ニンニクは、ほんのり甘くて、食感がシャキシャキしています。 ドライフルーツのようでもあります。ニンニクの味やにおいが苦手な人でも抵抗なく食べられるでしょう。 一度に大量に食べるより、お茶漬けや、箸休めなどに1片か2片、毎日食べるという摂り方をするといいのではないでしょうか。

黒ニンニクには辛みがないので、刺激も少ないと言えます。ですから、これまで、生のニンニクを食べると胃腸の調子をくずしてしまう という人にもお勧めできます。市販の黒ニンニクは、値段が比較的手ごろなことや、季節を問わずにいつでも容易に入手できるところも魅力の一つです。 「いくら健康にいいと言われても、ニンニクはちょっと」と敬遠していた人も、試してみてはいかがでしょうか。