質問:寒くなると頭がフラフラし、めまいが現れます

5年ほど前から、寒くなると頭がフラフラと揺れるような「めまい」が現れます。 また手足が冷えて指先が紫色になることもあります。 40歳ごろに激しい耳鳴りを発症し治療を受けましたが、改善しません。 60歳代後半からは、聴力が低下したので、現在は補聴器を使用しています。
●70歳代・男性
●メリスロン、トリノシン、メチコバール、カルナクリン、を使用中


【答】

ご質問にあります「めまい」は、5年ほど前から認められるとのことですが、40歳ごろに発症した耳鳴りとの関係については明らかでなく、正確なお答えができません。 また、60歳代後半からの難聴に関しましても、どちらの耳の難聴か、難聴の種類と程度、めまいとの関係などが不明であり、残念ながら言及できません。 そのため今回は、「めまいが気温の変化とともに起こること」と「手足の冷えを伴うこと」に着目してお答えします。
まず、気温の変化と手足の冷えとの関係には、自律神経が関わっていると考えられます。 寒暖差に対する身体の反応の一つとして、体温維持のためにエネルギーが使われると、体力が消耗して疲れを来すことになります。 さらに冷えの症状が進み、体温調整がうまくできなくなると、体温調整に関係する自律神経の働きに乱れが起こることとなります。 その結果、自律神経の乱れと関係しためまいが生じることがあります。 自律神経の乱れによるめまいの場合は、立ちくらみやフラフラと揺れるような感じがすることが多いとされています。 さらに寒暖差は血流にも悪影響を及ぼしますので、血圧調整機能が低下し、めまいが起こることもあります。 このようなめまいの予防としては、自律神経の働きを正常に保つことが重要です。 睡眠や食生活に気を付けて規則正しい生活リズムを整えること、疲れを残さないこと、ストレスを上手に発散して溜めないようにすることなどを心がけましょう。 冷えに対しては、ぬるめのお湯にゆっくりと浸かり、体の芯から温めることが大切です。また、無理のない適度な運動も有効です。
ご質問者が使用していらっしゃる薬は、生体組織内でエネルギー源として働くもの、血流を改善する働きのもの、めまいを和らげるもの、 神経を修復する働きのあるものであり、いずれも有効な薬です。 引き続き主治医の診察を受け、適切に使用されることをお勧めします。
めまいを引き起こす原因には様々なものがあり、耳の病気が関係していることも少なくありません。 そのため、めまいの原因となる耳の病気がないかどうかを調べることも重要です。 また、めまいと耳鳴り、難聴との関係についても詳しい検査を受けられることが必要だと思います。 めまい診療を専門とする医師や耳鼻咽喉科医を受診して、よく相談されるとよいでしょう。

(この答えは、2018年5月現在のものです。医療は日々進歩しているので、後日変わることもあるのでご了承ください。)