【答】

膠原病には比較的若い女性に発症するものが多く、妊娠や出産の時期と重なる場合も少なくありません。 基本的には病気の状態が長期間安定していて、腎臓や肺、心臓などに合併症がない場合は、妊娠や出産は可能とされています。 ただし、健康な人に比べて妊娠・出産に伴う合併症のリスクがやや高くなることは、患者さんだけでなく家族も十分理解しておくことが大切です。 妊娠を希望する場合は、薬の変更などの準備が必要な場合もあるので、必ず前もって担当医に相談してください。 また、一般に妊娠中は病状が比較的安定していることが多いのですが、出産後に悪化するケースもありますので、 無事に出産した場合も、注意深く病状や経過を観察することが必要です。

（この答えは、2018年2月現在のものです。医療は日々進歩しているため、後日変わることもあるのでご了承ください。）