【質問】職場や自治体の健康診断で膠原病が見つかることはありますか


【答】

健康診断はさまざまな病気の可能性を探るものですから、膠原病が見つかることもあります。 ただし、特定の検査項目から簡単に見つかるわけではなく、例えば、たんぱく尿、血沈などに異常がみられた場合に、その原因を詳しく調べていくと、 膠原病が見つかることがあるということです。また、人間ドックなどの血液検査の項目に含まれることもある「リウマトイド因子」 が陽性の場合は、関節リウマチや その他の膠原病の可能性がある、あるいは、 それらになりやすい体質である可能性があると考えられます。 ただし、健康な人でも陽性になる場合があるので、あくまで目安としてとらえましょう。 膠原病を早期発見するには、健康診断に頼るよりも、原因不明の微熱やだるさ、関節や皮膚の異変などに早く気付いて受診することが大切です。

(この答えは、2018年2月現在のものです。医療は日々進歩しているので、後日変わることもあるのでご了承ください。)