白血病
『白血病』は、白血球系細胞が無限増殖する血液の癌です。
■症状と特徴
血液を作る骨髄において、白血球系の造血幹細胞が癌化して異常増殖する病気です。 造血幹細胞はリンパ球へ分化するリンパ系幹細胞と赤血球や血小板、顆粒球へ分化する骨髄系肝細胞とに分けられ、 また病気の経過から急性と慢性に分けられます。 白血病はこれらの組み合わせからそれぞれ急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病に分類されています。 急性白血病と慢性白血病では癌化の仕組みが異なるため、急性白血病が慢性化するわけではありません。
■原因
他の癌と同様に、はっきりとした原因はわかっていませんが、後天的に造血細胞に生じた遺伝子異常によって発症すると考えられています。 放射線の被曝や発癌物質なども原因となります。