■ピンポイント療法体験談① 高知県 山田隆夫さん(仮名・無職・80歳)

薬がだんだん効かなくなった

私は、15年くらい前に高血圧と診断され、降圧剤を飲み始めました。 その時の血圧は最大血圧が160ミリ、最小血圧が90ミリくらいでしたが、降圧剤を飲むと最大血圧が140ミリくらいまで下がり、 安定するようになったのです。ところが、2年前からまた血圧が上がり始めました。 薬を飲んでいるのにもかかわらず、朝起きて血圧を測ると、最大血圧が160~180ミリまで上がることが多くなったのです。 そこで、薬に頼るだけでなく、他にも何かいい健康法はないものかと思っていました。
そんな時、健康雑誌『壮快』に高血圧の特集があることを知り、早速、購入しました。 そこには、高血圧を改善するさまざまな健康法が紹介されており、熟読しました。 その中で私が実行しようと思った健康法がいくつかあります。 それが「ふくらはぎマッサージ」と首の後ろを押す 「ピンポイント療法」です。これらを、朝起きたときと、夜お風呂に入っているときに、毎日欠かさず行うようにしました。 その他にも、テレビを見ているときや、本を読んでいるときにも、気が付いたら実行するようにしていたのです。

ところで、ふくらはぎマッサージは、血行を良くするのが主な目的ですが、首の後ろを押すという健康法は、 神経の通りをよくするのが目的だそうです。神経の流れがよくなれば、さまざまな症状が改善してくれるとのこと。 私は神経の流れなど、これまで考えたこともなかったので、とても新鮮に感じ、毎日首の後ろを押し続けました。 押すポイントは、片方の耳の後ろだけです。『壮快』によれば、最初に両方の耳の後ろにある突起の下辺りを押してみて、 痛みや違和感がある側が、押すポイントだそうです。 それをやってみたところ、私は右側に違和感があったので、右耳の後ろが押すべきポイントだということがわかりました。 そこで、右の耳の後ろを軽く指で押しながら、腹式呼吸をするというピンポイント療法を毎日続けていったのです。

その他に、血圧にいいと思ってやっていたのは、 玉ネギを食べるということです。 私は何年か前に、玉ネギダイエットをやっていたことがあるのですが、 その時は確かに血圧が下がっていたことを思い出したからです。 そこで、毎日半個の玉ネギを、スライスしてそのまま食べたり、みそ汁の具として食べたりしていました。


●降圧剤をやめても血圧は上がらない

さて、このようにいろいろな健康法を試したら、本当に血圧が下がったのです。 以前は最大血圧が下がっても140ミリ止まりでしたが、なんと130ミリまで下がり、正常値の範囲内で安定するようになりました。 そこで、私は少し前から降圧剤を飲むのをやめて、様子を見ています。 今のところ、薬を飲まなくても、血圧が上がらずに済んでいるのです。
また、以前は、私はものすごい冷え性で、いつも足先が冷たくて仕方ありませんでした。 しかし、首の後ろを押すなどの健康法を行うようになったら、2月の真冬でも足先がポカポカしているようになりました。 実際、体温も上がりました。私は、元は低体温で、34.5度くらいしかありませんでした。 ところが先日測ってみたところ、なんと36.2度に上昇していたのです。 低体温だと病気になりやすいと聞いていたので、体温が上がり、心からホッとしています。

このように、高血圧や低体温が改善し、この頃はとても体調がいいのです。 そのおかげで、趣味の家庭菜園も楽しめるようになりました。 いろいろな野菜や花を作り、ご近所にもおすそ分けして、とても喜ばれているのです。